電車の非常通報装置の措置にかかる時間の短縮

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 先日、東西線直通電車に乗っていたとき、荻窪駅へ停車してから直ぐに非常通報装置の「ブー」という音がホームに鳴り響きました。午前8時ちょうど頃から2〜3分は鳴動し続けたと思います。その後、車掌から「車内で急病の人がいらっしゃったため、しばらく停車します」の車内放送がありました。

 その後も電車は駅で停まり、隣の中央線ホームでは運転再開、こちらの電車は「複数の箇所で車内通報装置が扱われたため、現状回復作業を実施しています」という案内放送がありました。

 そして、10分ほど経過したところで、電車の運転が再開されるという流れになりました。JR東日本では合理化のためなのか、駅のホームにいた駅員を見かけることが少なくなりました。その影響もあってか、このような非常時に対処する際の時間が昔よりも多くかかっていると感じます。

 さらには、電車のワンマン運転まで推し進めようとしています。しかし、そのようなことをすれば間違えなく今回のような事象が発生したときに対応が遅れて、さらに鉄道ダイヤが乱れることになります。

 混雑する路線では過度な合理化はこれ以上進めるべきではないと思います。代わりに、ホームドアの設置など安全面の拡充が必須です。東西線に乗っていても、中央線直通の各駅ではホームドアがついていないのに対して、地下に入ったあとの東京メトロの駅ではホームドアが設置されているという差に愕然とします。

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