建設から50年が経過した船の科学館が老朽化で解体へ

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船の科学館

東京都のお台場にある船の科学館は大型客船(クイーンエリザベス2世号)を模した建築物で、その名の通りに船に関する展示が行われていました。

船の科学館が開館したのは昭和49年(1974年)7月20日で既に50年が経過しようとしています。しかし、建物の老朽化のために2011年10月に本館における展示を休止、さらに青函連絡船「羊蹄丸」の展示保存を終了しています。

その後は南極観測船「宗谷」の展示公開と屋外展示場における収蔵物展示を中心に博物館として営業していました。

船の科学館にはまだ本館が開館していた時に何回も行ったことがあります。都心からも近く、面白い乗り物「ゆりかもめ」に乗ることもできたので、子どもを連れて遊びに行くにはちょうど良いスポットでした。

本館の4階には海王というレストランがありました。中華料理のお店で、お昼にはバイキングの提供をしていました。当時の価格でバイキングが1800円、リーズナブルだったと思います。船の科学館では単に展示物を見ただけではなく、このレストラン海王でバイキングを食べたのも良い思い出です。

本館の3階には東京海上保安部構内交通管制室がありました。2011年8月、本館の休館が迫ったときに船の科学館に行ったときに、たまたま交通管制室の写真が何枚か残っていました。

青函連絡船の羊蹄丸もとても迫力がありました。特に、鉄道車両を格納していた甲板にあった当時の青森を再現したエリアは大迫力です。

50年経つとはいえ外観はそこまで老朽化しているようには見えなかったので、リニューアルオープンするものだと思っていたのですが、解体されるとは思ってもみませんでした。

2024年2月から本館の解体工事が行われます。

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