悪徳業者によるロードサービスの高額請求に注意(日本損害保険協会からも警告)

 テレ朝のニュースをオンライン版で読んでいると、悪徳業者によるロードサービスの高額請求に注意を促す記事がありました。単独事故で車が動かなくなったため、インターネットでレッカー業者を探して頼んだところ、ホームページには基本料金3480円と書かれていたにも関わらず、24万円も請求されたという事例が紹介されていました。この事例では被害者が国民生活センターに相談したことにより、約一ヶ月後に業者から10万円の返還がありました。

 テレ朝の記事ではJAFにも取材をしています。基本料金は8380円、作業料金が4750円、1キロごとに730円の牽引料が発生するという料金体系で、牽引する距離によりますが2万円ほどで済むケースが多いと説明されています。

 他にも、バッテリー交換やパンク修理での高額請求事例も紹介されていました。

 ロードサービスを頼む際は急いで直さなければいけない状況にある場合が多く、ゆっくりと業者を選ぶ時間が無い場合が多いです。JAFに加入していれば、直ぐにJAFに連絡することを思いつきますが、JAFに加入していない場合はどこに連絡すれば良いのか困る場合も多いです。よく、山道などの悪路でレッカー業者の看板が立っていますが、その電話番号に電話して高額請求されないかどうかはとても不安です。

 もしかすると、契約している任意自動車保険にロードサービスが付帯しているかもしれません。例えば東京海上日動ではロードアシストという名前のロードサービスが付帯されます。こちらで詳しく紹介されています。

https://www.tokiomarine-nichido.co.jp/service/auto/total-assist/shohin/roadassist.html

 任意自動車保険のロードサービスとJAFに二重に加入していると、自動車保険会社によっては追加の特典が得られる場合があります。詳しくは、こちらで紹介されています。

https://jaf.or.jp/common/call-road-service/preferential-services

 たいていの場合は任意保険にロードサービスが付いていると思うのですが、もしも任意保険にロードサービスが付帯されていない場合は、作業料金が明示されているJAFに連絡するのが安心なのではないかと思います。

【2025年8月28日追記】

 日本損害保険協会からも警告文書が掲載されました。

最近、インターネット広告で格安・迅速・高品質であることを強調している一部のロードサービス業者に連絡をした結果、「広告と異なる高額な費用請求を受けた」「広告に記載のない多額のキャンセル料を請求された」「保険会社と提携していると虚偽の説明がなされた」などの問い合わせが損害保険会社に寄せられています。

多くの自動車保険にはロードサービスが付帯されており、事故だけでなく故障の場合でも自動車保険に付帯されているロードサービスを利用することができます。バッテリー上がり、パンク、エンジントラブル、ガソリン切れなどロードサービスが必要となった場合にはまず損害保険会社や保険代理店にご連絡ください。

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