電子書籍とライセンスの形態

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先日、職場にある書籍を何冊かいただきました。この書籍、大事なことが書かれているので、できれば色々な方に読んでほしいのですが、いただいた書籍を回し読みするのも気が引けますし、全員分の書籍を購入するのもコストパフォーマンス的にどうなのだろうという気もします。

また、保管場所のことを考えると、電子書籍にしたいところですが、紙の書籍以上にライセンスを持っている人以外は読めなくなることも事実です。

一番ほしいのは、あるディスカウントされた一定額を支払えば、その電子書籍を最大100名までが読むことが出来るようになるというライセンス付与の仕組みです。

Kindleの定額サービスのように、一人の人が色々な電子書籍を読むことが出来るという仕組みがあるので、決して難しくはないと思うのですが、どうなのでしょう。

今日の日経新聞を見ると、図書館の蔵書の一部をメール送信、利用金額はページ単価の10倍という記事がありました。

研究者があるページの記載内容のみが欲しくて、かつ遠隔地の図書館にしか蔵書がないような場合に便利なサービスだと思います。

このように、書籍の情報が多様なライセンス形態で活用できるようになれば、今よりももっと書籍が活用されるようになると思います。

また、電子書籍が普及してきたことも、紙の書籍が一般的だった時代の既成概念とは別のライセンス形態があっても良いと思います。

レンタルCD屋が以前は主流でしたが、音楽コンテンツが電子データで配信されるようになり、今ではサブスクが主流になりました。物理的な媒体から電子データに変わったことによる変化の一つだと思います。

書籍にもKindleの読み放題サービスなどがありますが、書籍の網羅性が低くて、まだ主流にはなりえません。柔軟に書籍のライセンス形態はどんなものが必要とされているのか、考えてみるのも面白いかもしれません。

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