サービスエリアやパーキングエリアの駐車場が非常に混雑していて、休憩をしようと思っても車を停めることができず、仕方なく次のサービスエリアに車を走らせる機会が多くなりました。
サービスエリアによっては、駐車場内を周回できるようになっていて、次のサービスエリアに行かなくても駐車場が空くまで待つことができる施設もありますが、やはり空いているところを探すのは至難の業です。
なんとか車を停めることができて、サービスエリアの施設を利用しても、そこまで施設内は混雑していないことも多々あります。
なぜ、こんなことが発生するのか、最近話題になっているニュースがあります。それは、サービスエリアの相乗り問題です。
例えば、どこか遠くに行くときに、それぞれが車を運転していくのではなく、サービスエリアで待ち合わせて、一人はそこに車を長時間停車し、もう一人の車に相乗りして目的地に向かうような事例が多いようです。
サービスエリアで長時間の駐車を取り締まる法律がないので、NEXCOは長時間駐車を自粛するよう呼びかけていますが、なかなか効果がありません。
姫路サービスエリアでは少しでも相乗りを減らすために、一般道からの進入を遮断する対策をとることを発表しています。姫路サービスエリアにおける調査に寄れば、四時間以上の長時間駐車車両のうち約三割の20台が一般道からの利用でした。相乗りが確認できた置き去りになった駐車車両の平均駐車時間は10時間19分以上になったとのことです。これでは、駐車場が混雑するのは当たり前です。
他にマスコミで取り上げられているのは京葉道路の幕張パーキングエリアです。この幕張パーキングエリアのある区間は京葉道路が無料になっているので、相乗りが発生しやすいのだそうです。
NEXCO東日本では監視員が巡回して相乗り行為を見つけたときは声がけを行っているほか、悪質なケースではタイヤロックもすると説明しています。
2023年2月には、SA&PAの利便性向上に関する検討会が中間とりまとめを発表しています。その中に駐車スペースの有料化という案がありました。例えば、二時間以上の滞在は有料にするなどの案があるようです。
この有料化の案は間違えなく効果があるのではないでしょうか。二時間以上の駐車は周辺のコインパーキングなどの価格よりも高めの値段を設定すれば、あえて、サービスエリアの駐車場に長時間駐車する人は大きく減少すると思います。
やはり、本当に休憩をしたい人が利用できない今の状況は最悪なので、早急に対策をとってほしいと思っています。
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