【白紙撤回希望】JR東日本は中央線へのグリーン車投入時期を再延期

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JR東日本が2022年4月27日に中央快速線などへのグリーン車導入を延期することを発表しました。もともとはJR東日本では2015年2月に中央快速線へのグリーン車導入を発表していました。【2023年10月23日追記:半導体不足による影響もあり延期に延期を重ねて、2024年度末までに投入という計画になっています。】

もともとはこの時点では2020年の東京オリンピックまでには導入すると発表していました。

しかし、2017年3月に計画の延伸を発表、2023年度末にすることを発表していましたが、今回は2度目の延期の発表になります。

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新型コロナウイルス流行と鉄道利用者の減少

ただ、この発表が終わった後にコロナ禍に突入、人々の生活スタイルが大きく変わり、電車を利用する人も大きく減少しました。その中でも、JR東日本は各列車にグリーン車を2両増結するために各駅のホームの延長工事を継続しています。お客さんが減っているのに車両の数を10両から12両に本当に増やすのでしょうか。

しかも、JR東日本 中央快速線や中央総武各駅停車は人身事故等に伴う電車の運行停止や遅延も多くホームドアの設置が誰の目から見ても優先事項だと思うのですが、いまだにグリーン車の増結計画を白紙撤廃しないのは、とても不思議に感じます。

今回の延期は世界的な半導体不足によりグリーン車の新造計画に影響を及ぼしているためで、少なくとも一年程度は遅れるとしています。

もうコロナ禍で乗客が減少した現状を受け入れてグリーン車の増産は早々にやめて、ホームドア設置などの安全対策を前倒しで強化すべきだと思います。

【2022/07/14追記】

車両完成

計画は遅延しているものの中央線にグリーン車を増結する計画は着々と進んでいます。すでに、7月12日から13日にかけて総合車両製作所横浜事業所から豊田車両センターにE233系のグリーン車が2両輸送されてE233系H57編成に組み込まれて、6両編成から8両編成になりました。グリーン車は中央部分が2階建になっていて、両サイドに両開き扉が付いています。

【2023年10月23日追記】

中央線グリーン車のお披露目

2023年10月18日に中央線に増結されるグリーン車がお披露目されました。車両は二階建てで定員は180人です。4号車と5号車にグリーン車を挟み込む形で増結されて、4号車にはトイレと洗面台が付きます。従来の在来線のグリーン車では片開式の乗降ドアが設けられていましたが、中央線に増結されたグリーン車ではスムーズに乗客の乗降が実施できるように両開き式のドアが搭載されます。

中央線の各駅ではグリーン車増結のための2両分のホーム延長が行われています。徐々にグリーン車増結に向けた準備が進められてきている様子です。グリーン車には無料のWi-Fiがあるほか、すべての席にコンセント、折り返し駅で自動で座席を回転する機構などが付いています。

料金は50Kmまでのグリーン券の事前購入による乗車で平日780円、土日祝日は580円となっています。2024年度末以降に運転が開始される予定です。

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