2021年12月15日、楽天市場でサプライズデーと称して、天井吊り下げ型プロジェクターのpopIn Aladdin 2が特売されていました。読み方が今ひとつ分からないのですが、「ポッピンアラジン」で正しいのでしょう。
定価から2万1000円の割引、しかも超ポイントバック祭でポイント還元倍率が+7倍、今月はSPU倍率が+11.5倍、0と5のつく日で楽天プレミアムカード購入分が+2倍等、ポイントがたくさん還元されます。
Rakutenサプライズデーに関わらず、楽天市場では15000円引きクーポン、20000円引きクーポンなどが提示されていることも多いので、売り場を確認してみると良いと思います。
また、すでに貯めたポイントも相当数になっていたので、この際、全部のポイントを使ってpopIn Aladdin 2を入手することにしました。
popIn Aladdin SEとの比較
実は廉価版のpopIn Aladdin SEも考えたのですが、設置する部屋の投影距離がさほどとれないこと、投影する場所をできるだけ天井よりも低いところにしたかったので、popIn Aladdin 2を選択しました。ハーマンカードン社製のスピーカーが搭載されていることも魅力です。(設置環境では壁とシーリングライト中心の間の距離が約1.2メートル、60インチ強で投影できる計算です)
ちなみにpopIn Aladdin SEだと、40インチ弱になってしまいます。
天井への取り付けは簡単
設置はとても簡単、すでに取り付ける部屋に付いているシーリングライトを取り外して、その引っ掛けシーリングのアダプターにpopIn Aladdin 2を取り付けるだけです。対応する引掛シーリングの形状については公式サイトで確認できます。
天井に設置するとなると天井に穴を開けたりボルトを通したりといったイメージがつきまといますが、この商品は煩わしさはありません。
電源はシーリングライト用のものがそのまま使えますので、コンセントに延長コードで接続するようなことも不要です。
実際に取り付けた際、引掛シーリングのアダプタを取り付けた後に本体をはめますが、一回ぱちっと言った後、さらに押し込むことでもう一回ぱちっと言うタイプでした。一回だけぱちっと言った後、本体が簡単に回ってしまうようであれば、もう一回ぱちっと言うまで押し込むのがコツです。
設定
最初に電源を入れた後、画面のチュートリアルに従って設定を進めるだけで最低限の設定は完了します。この過程でWiFiへの接続が求められます。この機種を使う上ではWiFiは必須です。
画質
文句ありません。綺麗です。一万円程度で販売されている廉価版のプロジェクターとは比べものにならないほど良いです。発色も良いです。暗いところで見ていると、壁の中に液晶テレビが埋め込まれている感じすらします。画面の隅のピントズレも私自身は気にならない程度でした。台形補正ができていればこちらも気になりませんでした。
スクリーンに光が差し込むような環境だと画像のコントラストが薄れて見にくくなります。
音質
popIn Aladdin 2にはHarman Kardonのスピーカーが2つ付いていることも期待していた点です。実際に使ってみると、中音域はクリアーでとても聞き取りやすい音質でした。人の声などはとても聴きやすいです。音が天井から落ちてくるのもそんなに違和感はありませんでした。飲食店などで音楽が聞こえてくる感じです。
しかし、圧倒的に高音、低音は不足しています。この音質でハーマンカードンのブランドを使って良いのかと少し残念に思いました。
また、特にサラウンドなどの仕組みはないようで、部屋全体から音に包み込まれるような印象は全くなく、頭上の点音源から聞こえてきます。
音質を調整するためのイコライザーも内蔵されていませんでした。
映画などを真剣に観る場合には音質には不満が出る可能性もありますので、別途、サラウンドシステムの購入などが良いかもしれません。
普段、テレビなどを見る程度には十分な音質です。
第二世代Amazon Echoと接続
後日、自宅にあった第二世代Amazon echoにBluetoothで接続してみました。これが実に調子が良いです。低音の広がりや高音の響きなど確実に音質がよくなるほか、音声で「アレクサ 音量を上げて」などと言うことでコントロールもできます。
さらにpopIn Aladdinを起動すると自動的にAmazon Echoが接続してくれるので、わざわざ接続操作を毎回しなくて良いところも使いやすいです。Echoは基本、電源を入れっぱなしにしてあるので、Echo側の電源オンオフも必要なく快適でした。
Amazon Echoの第二世代であればラクマなどをつかえば3000円前後で購入することができます。
Amazon Echo自体には二台組み合わせるとステレオで再生してくれる機能を持つモデルがありますが、Bluetooth接続の際はこの機能は使えないようです。もしステレオで聴ければ同じものをもう一台買おうと思ったのですが残念です。
YAMAHA DSP-AX530に接続
Bluetoothレシーバーを導入して、10年以上使っていなかったAVアンプやスピーカーを押し入れから引っ張り出して使ってみました。これは、なかなか良いです。こちらでレポートしています。
テレビ放送の照射
popIn Aladdin 2にはテレビチューナーは内蔵されていません。もし内蔵するとアンテナケーブルを接続する必要があるため、商品のコンセプトから外れてしまいます。
推奨チューナー
popIn Aladdin 2では外部のテレビチューナーの出力をWiFiでキャッチして照射する機能があります。推奨されているテレビチューナーはPIXELA社のXit AirBoxです。
商品ページはこちらです。
チューナーを買う前に!
しかし、このチューナーを買う前にもしかすると、既に持っているBlu-rayディスクレコーダーなどが対応しているかもしれません。
私の場合は6年前に買ったDLNA対応SONYのレコーダー(BDZ-EW510)を利用していたのですが、popIn Aladdin 2のテレビアプリから接続することができて、放送中のテレビ放送やレコーダーで録画した番組をpopIn Aladdin 2で照射することができました。
BDZ-EW510についてはこちらでレポートしています。
同じSONYのブルーレイディスクレコーダー、BDZ-ZW1800にも問題なく接続することができました。
Air Play
AppleのAir Playに対応しています。iPhoneを使ってAir Playで接続し、iPhoneの中に入っていた曲をpopIn Aladdin 2で再生してみました。すると、天井から音楽が鳴ります。
画面にはこんな表示が出ていました。
BGMとして鳴らしておくと、喫茶店のような感じです。
本体のノイズ
もう一つ、Amazonで買った数千円の廉価版LEDプロジェクターがあるのですが、こちらは送風ファンの音がとってもうるさいです。ところがこちらのポッピンアラジンはファンの音がとても静かなので驚きました。ほとんど気になりません。
拡張性
HDMI端子やUSB端子などはありませんので、拡張性はほとんどありません。拡張できるとすれば、ポッピンアラジンで新しいアプリが追加されることを待つか、iPhoneなどから Air Playで動画、音楽を送り込むことくらいです。
ポッピンアラジンの別売品にHDMIコネクターを増設する装置などがあるので、これを購入して拡張性を担保するのが一番の王道かもしれません。
スクリーン
投影する場所は小さな凹凸がある白い壁紙だったのですが、少し輪郭が滲むので、Amazonでこちらのシルクスクリーンを購入しました。
かなり安い商品でしたが、折り目がつきにくい素材なので壁には貼りやすかったです。引っ張りすぎると生地が伸びてしまいますので適度な張り具合のバランスを見つけるのが難しかったです。
映像は壁紙の時よりも少し明るくなった感じで輪郭もくっきりとしてくれました。しばらくはこれで見ようと思っています。
【2022/01/12追記】
遮光カーテン
ポッピンアラジンを設置してある部屋を昼間でもできるだけ暗くしたかったので、遮光カーテンを購入しました。最初は楽天市場で買おうと思っていたのですが、たまたま寄ったDAISOに遮光カーテンが税抜500円で販売されているのを見つけたので、こちらを購入してみました。
実際の商品についてのレポートは下記のページで紹介しています。
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