Yahoo!ショッピングの業績

サイト運営費捻出のため広告を使用しています

先日、Yahoo!がZOZOの買収を発表し、大きなニュースになりました。そんなYahoo!ショッピングに関して気になる記事がありました。

Yahoo!は1999年にECサイトを始めましたので、20年もの間、運営していることになります。楽天は出展者数が5万弱であるのに対して、旅行などのサービスを含めたサイトの年間取扱高は3兆4000億円にも及びます。しかし、Yahoo!は2兆3000億円にとどまっています。営業利益率も楽天は14.4%(18年12月期)なのに対してYahoo!は8.6%(19年3月期)です。

Yahoo!では2013年にeコマース革命として出店費や販売手数料の無料化を実施して、出展者数が大幅に増えました。しかし、これが逆にとりあえず出店しておこうというお店の出店増につながり効率が悪くなったのだそうです。

ソフトバンクは全面的に「無料」を押し出して、一気にシェアを取りに行く戦略がとても印象に残っています。例えば、ADSLの普及期にも街角でルーターをタダでは寄付していたのは記憶に新しいところです。

ECサイトでもこれと同じような展開を目論んだものと思いますが、結局は当初の反響は大きかったものの、実績にはあまり結びつかなかったようです。

今回のZOZO買収とは別に、PayPayモールを開業します。PayPayモールでは他のECサイトと同様に各お店から販売手数料を徴収するのだそうです。なんとなく、Yahoo!ショッピングとPayPayモールのダブルスタンダードになってしまった感じで分かりにくいです。

楽天市場は楽天経済圏を作ることによって、楽天の各種のサービスを使えば使うほど、お得さが増していく世界を構築しました。これは1つの大きな武器になっていると思います。

それに対してYahoo!ジョッピングがどんな付加価値を顧客に提供していけるのか、気になるところです。

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