Appleが増収・増益で会計年度締め括り

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 米国Apple社が25日に2012年7月から9月の決算を発表しました。

 この内容によれば、iPhone5が非常に順調で、売上高が昨年の同期よりも27%増、最終利益が24%増もいう結果になり増収増益で会計年度を締めくくりました。iPhone5の売り上げが好調だという情報はずいぶん前から報道されていましたが、その結果が裏付けられた格好になったと思います。

 ただ、iPadやMacについては、iPhone5の好調さとは裏腹に、あまり大きくは販売が伸びていません。iPhoneにばかり頼り続けた成長は危ないので、Appleは次の突破口を模索しているところだと思います。


 iPadについては、先日小型版やフルサイズ機種の後継機が発表になりました。ただ、iPad miniは予想以上に高く、フルサイズ版の後継機は性能が向上しているもののあまり驚くような進歩は今回はありませんでした。

 タブレット型端末は今はノートパソコンのサブ的な要素が強いと思います。ノートパソコンとスマートフォンを持っていると、あえてタブレット型端末を買う必要があるかどうか悩んでしまう局面があります。

 電子書籍を読むためにはタブレット型の装置があれば便利ですが、iPadやAndroid搭載機で電子書籍を読むと、眩しくて目が疲れるので、eINKを採用している電子書籍リーダーの方がずっと優れていると思います。逆に電子書籍リーダーを入手すると、さらにiPadをさらに買う必要があるかいなか、疑問に感じてしまう面があります。

 iPhoneが従来のPDAの延長ではなく、新しい付加価値を見出したように、タブレット型端末の世界においても、何か新たな使い方が提案できないと、これ以上の伸びは厳しいのかもしれません。アップル社は何か新しいことを考えていると思います。期待したいと思います。

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