東京のお台場にある船の科学館が施設の老朽化のために9月末で休館することが決まったそうです。
こちらは公式サイトにのっていたお知らせになります。
「船の科学館」は、1974年(昭和49年)7月20日「海の記念日」に開館いたしました。以来、37年間にわたり延べ1,800万人を超える来館者を迎え、海と船の文化を伝える海洋総合博物館として皆様に親しまれてまいりました。 しかし、6万トン級の大型客船を模したユニークな本館は、施設及び展示共に老朽化が著しく、これを機に、次世代の海洋教育拠点へのリニューアル準備のため2011年 9月30日(金)をもって、ひとまず本館展示を休止することといたしました。 本館建物は、引き続き事務所及び収蔵保管・研究施設として活用し、展示は前面水域で保存・公開している南極観測船“宗谷”を中心に、屋外展示の公開を行うと共にプール水面を活用した各種体験教室も実施して、博物館活動を継続していくことといたしました。なお、前面水域に係留している青函連絡船“羊蹄丸”につきましては、本館展示の休止に伴い保存・展示を終了することといたしました。
船の科学館は昭和49年に開館しました。今回の休館を機にリニューアル工事を実施するようですが、リニューアル後の開館時期については現時点では未定になっています。
また、そのすぐ近くに停泊している元青函連絡船の羊蹄丸についても保存と一般公開が終了することになりました。昔は日本船舶振興会が運営していたと思ったのですが、現時点では日本海事科学振興財団というところが運営しているそうです。Wikipediaで関係について調べてみると、やはり関係している組織のようです。
こちらの施設には子どもを連れて過去に何回か行ったことがあります。
☆お台場にある「船の科学館」に行った
☆お台場の船の科学館に行きました
☆旧青函連絡船「羊蹄丸」に乗船しました
羊蹄丸は1965年に青森と函館を結ぶ青函連絡船として就航しました。1987年の国鉄民営化でJR北海道に引き継がれて、青函トンネルが開通し青函連絡船が廃止された1988年まで運航されていました。今の場所では1996年から一般公開されて今年の6月末までで入館者は317万人になったそうです。すでに展示公開から15年以上が経過し特に空調設備が痛んできたことから今後の維持管理が難しいと判断されたそうです。
・1/500スケール青函連絡船 羊蹄丸87006 サウンド付ディスプレイモデル 【smtb-TK】…
羊蹄丸については無償譲渡先を探していますが、まだ問い合わせを受けたのは数件にとどまっており、もしも引き取り手が見つからなかった場合には解体せざるを得ないそうです。
貴重な船だけに、解体ということになった場合は非常に残念です。
船の科学館は閉館まで特別料金で開館しています。普通は大人700円の入館料がかかるのですが、今ならば200円となっており、大変にお得です。
【2012/09/09追記】
無償譲渡先の調整に難航し結局は羊蹄丸は解体することになってしまったようです。こちらに近況が報告されていました。
コメント
青函連絡船「羊蹄丸」の中は凄かった
船の科学館に行ったついでに、船の科学館の横に係留されている青函連絡船として活躍していた「羊蹄丸」という船も見学しました。 青函連絡船は明治41年3月に…