最近のiPod関係のブログ記事を読んでいると、iPhone用の新しいソフトウエア2.1では大幅な性能向上と安定性向上を実現しているようです。
旧型のiPod Touchを使用している方は、すでにiPhone OS 2.1 for iPod Touchをダウンロードしインストールをすることが出来るようになっているので、これをインストールして感想をアップロードされています。
もっとも好感度が高いのは、今まで不満が集中していた日本語入力機能に関してです。特にアプリケーションの起動などを繰り返して、メモリ量が圧迫している状況で日本語入力をしようとすると、数文字を打ち込むのにも1分以上の時間がかかってしまい、とても文字入力をできるような状況ではありませんでした。
特に10キーを使った入力ではストレスがたまってしまいます。こういう状況に遭遇したら、いったん、iPhoneの電源を切ってまた立ち上げ直す必要がありました。
しかし、新しいソフトウエアではサクサクと日本語入力ができるようになったようです。
また、日本語入力の連文節変換が出来るようになりました。今までは単語を入力するたびに変換キーを押して文字を確定するという操作が必要でした。まるでパソコン黎明期のワープロソフトを使っているときのような感じです。
ところが新しいソフトウエアではある程度の文書を一気に打って、そして一気に変換することができるようになりました。また、変換精度も比較的高いようです。なぜこんなに短期間のうちに大きな機能向上を実現できたのでしょうか。
★:: Blog!NOBON | iPod touch で「iPhone OS 2.1」を試してみた ::
ほかに、iPhone OS 2.1では下記のような改善が実施されています。
1.Geniusプレイリストの作成
2.バックアップ時間の短縮
3.メールの信頼性を改善 (POPメールのフェッチやExchange)
4.サードパーティーアプリケーションのインストールがより高速に
5.多くのアプリがインストールされている場合の、ハングやクラッシュを引き起こす不具合を修正
5.連絡先の読み込み・検索がより高速に
GeniusプレイリストについてはiTunes 8にすでに機能が実装されていてチェックしているので、想像がつきます。
バックアップ時間については、iPhoneをパソコンに接続してiTunesと同期を始めたときに、最初にバックアッププロセスが走るのですが、これがとんでもなくたくさんの時間がかかり、同期作業がなかなか終わらない状況に陥っていました。このバックアップ時間が大きく改善されたようなので、これについてもとても期待が持てます。
また、バッテリー駆動時間も長時間化が期待できるようです。なぜソフトウエアのアップデートでバッテリー駆動時間が長時間化するのか今ひとつよくわからないですが、たとえば機能を使用しないときには部品に電力を供給しないようにする等、細かな電力制御が出来るように改善されているのでしょうか。こちらも期待が持てるところです。
なお、iPhones向けには明日の金曜日以降にダウンロードが可能になるようです。ダウンロードが可能になったら早速自分のiPhoneにインストールしてみようと思います。
【2019/07/05追記】
この記事を書いてから11年が経過しました。今ではiPhoneOSとは呼ばずにiOSになっており、しかもバージョンは13なので、いかに時間が経ったのかがよく分かります。画面の雰囲気は10年以上経ってもフラットデザインになったこと以外は大きく変わらないと思いますが、機能そのものは大幅に強化されて、本当に使いやすいOSに成長しました。
コメント