日本HPのエントリー系タワー型サーバ「ML115」をセットアップ

 かなり前に自宅に届いていたML115ですが、どうもセットアップを元気が出なくて、今まで段ボール箱から出しもせずに居間の片隅に置いたままになっていました。購入の経緯はこちらで紹介しています。

HP ML115

 その後、ML115を拡張するためのパーツ(ML115の拡張)も次々に揃えていて、あとはくみ上げるだけの状態にはなっていました。最近ではメモリの価格が非常に安くなっているので、2GB分のメモリをクレバリーで購入しておきました。

 まずは商品を段ボール箱から取り出します。

ML115の付属品

 すると、キーボードが入った箱がまず出てきました。

ML115のキーボード

 そして、段ボール箱のさらに下を見てみると、青いビニール袋に包まれたサーバー本体が見えてきました。

ML115の箱の中身

 本体を段ボール箱の中から取り出して、サーバーの側板を外してみます。

ML115のマザーボード

 何だかファンがとても大きいのが判ります。しっかりと、PCI EXPRESS X16スロットが付いているのは、とても嬉しいところです。そこでこのスロットに準備しておいたグラフィックカードを差し込むことにします。

ビデオカード

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各種パーツの取り付け

 次にPCIスロットにサウンドボードを差し込みます。

サウンドブラスター

 見ると、PCIスロットがもう一つ空いています。このまま遊ばせておくのももったいないと思い、ずっと昔に購入したビデオキャプチャーカード、CANOPUS MTV2000を差し込んでおくことにしました。押し入れの中にあったMTV2000を取り出してきて、いざこのPCIスロットに差し込もうとすると、残念ながらうまくさすことができません。切り込みの位置が違うようです。調べてみると、同じPCIスロットでも電圧に2種類のタイプがあって、切り込みの位置を変えているそうです。どうも、このサーバーではMTV2000は使えないようなので、泣く泣く諦めました。

 パーツの取り付けの締めくくりとしては、最後にメモリスロットの1および3に、購入しておいたノーブランドの1GBのメモリを差し込んでおきました。

WINDOWS2000のインストール

 電源を入れてみると、無事にメモリーなどが認識されて起動されました。ブートデバイスが無いので、WINDOWS 2000のマスタCDをCDドライブに差し込みリターンキーを押すと、こちらもうまく読み込み始めました。WINDOWS 2000のインストールプロセスが走り始めて、現在はインストールをしているところです。

 WINDOWS2000の一通りのセットアップが終わったあとに、デバイスマネージャーを見てみると、黄色いビックリマークがたくさん付いています。まずは、ビデオボード、サウンドカードの製品に付属してきたCDに入っているドライバを入れてみます。それでもまだビックリマークは消えません。

ドライバの導入

 特にNICにビックリマークが付いているので、ネットワークを使うことができないのが致命的です。ネットで情報を探してみると、すぐに見つかりました。こちら(ML115 supreme!: 不明なドライバ(NIC編))のページです。この情報に従って、こちら(Broadcom Corporation – Download NetXtreme Server Drivers)からドライバをダウンロードし、USBメモリへ入れてML115へインストールを行いました。これで無事にネットワーク接続もできるようになりました。

セキュリティパッチの施行

 あとは、WINDOWS 2000をSP4にアップデートして、その後のセキュリティパッチを施工していきます。また、インターネットエクスプローラーもIE6にバージョンアップしました。WIN2000だとIE7を使うことができないのは残念です。

 パッチを入れていくと、これで終わりか?と思った次にまた次のパッチが候補として上がってくるので、何回も再起動が必要でずいぶん時間がかかってしまいました。

HD-BENCHの実施

 ここで、HD-BENCHを走行させておきました。下記のとおりです。

hdbench.png

 こちら(NEC EXPRESS 5800/110GdへのOSインストール)で紹介した、NEC EXPRESS 5800/110GDにCORE2DUOを搭載したマシンに比較すると、さすがにHDBENCHのスコアは落ちるようですが、体感速度ではそんなに遅いようには感じません。日常使用では、このML115で十分だと思います。

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