三洋電機の株価が多額の粉飾決算報道に起因して下落

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 最近、経営再建中の三洋電機の株価が今年になってから順調に回復していました。1月はじめは160円以下だった株価が昨日の終値では229円になっていました。単元株数は1000株なので、今年の最初に16万円の投資をしていれば昨日の終値で売れているとしたら22万9000円になり万円以上の利益を得られたことになります。

 しかし、今日になって三洋電機の株価は急落してしまいました。過去に多額な粉飾決算が行われていたという報道が流れたためです。朝日新聞がスクープしました。この記事によれば2004年度の3月期に粉飾決算されていた疑いがあるということです。この報道を受けて三洋電機の株価は今日の終値では181円まで下がってしまいました。三洋電機の公式サイトによれば下記のニュースリリースがあります。

本日、弊社の過去の決算に関する一部報道がありましたが、現在、弊社はご当局の調査に全面的に協力しております。
弊社としては、本件ご当局調査への通常の資料提出、説明と理解しております。

 このニュースリリースを見る限りは、問題が見つかったのか否かは判別がつきません。まずは、当局が調査結果を受けてどう判断するかが大事なポイントになるのでしょう。

 最悪の場合は昨年1月に問題になったライブドアのように上場取り消しという厳しい処分の判断が下される可能性もあります。三洋電機の株式の取引に際しては十分な注意が必要になりそうです。

 ほかにちょっと株価の動きが心配なのは、カルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)です。あのDVDレンタルのTSUTAYAを運営している会社ですが、なぜか最近、株価の動きがさえません。あまり、決算の内容が良くなかったことも事実なのですが、その決算の内容以上に売られているような気がします。こちらの株式は今保有しているので、今後の株価の動きがちょっと心配です。

 昨日はCCCの株価は大きく下げたのですが、今日は昨日の終値よりは11円だけ上がって742円になりました。来週以降の株価の動きが気になります。

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