ブロックノイズ対策のためBSデジタルのブースターを購入

当サイトの記事には広告が含まれます

 BSデジタル放送を日立のDV-DH160TというDVDレコーダーで録画しているのですが、特に天気が悪い日に録画した番組が途中でブロックノイズが出たり画像が途切れてしまったりする傾向があります。

 天気が悪い日は衛星から飛んでくる信号のレベルが減衰してしまうので、このような現象が出ているものと思われます。この現象を回避するためには、パラボラアンテナの方向を調整したり減衰の少ないアンテナケーブルに変更したりして、できるだけたくさんの電波を受信して減衰無くDVDレコーダーに信号が届くように工夫をしなければいけません。

 しかし、私の場合にはそのBSパラボラアンテナからの信号を3分岐くらいしてしまっているため、信号が不足してしまっているようです。

そこで、BS・CSの信号を増幅するためのブースターという装置を購入しました。今回購入した商品は日本アンテナのCSB-C25-SPという下記の商品です。

 この商品はケーブルの途中にこの装置を入れるだけで、特に電源などに接続する必要もなく信号を増幅してくれます。

 パラボラアンテナへのケーブルにはBSチューナーから電源が供給されているので、この電源を使う仕組みになっています。非常に手軽に使えるので便利です。

 マスプロのFAQには下記の記述があります。

ブースターはテレビ信号を増幅する働きをします。アンテナからテレビまでの配線が長かったり,信号の分配数が多かったりすることによるテレビ信号の損失が原因であれば,ブースターを使って改善できます。(テレビ信号の損失が原因の場合,アナログ放送ではざらついたような映りの悪い画面(スノーノイズ)になります。ディジタル放送はブロック状のノイズ画面(ブロックノイズ)になるか,映らなくなります)
ブースターは,入力された信号をそのまま増幅します。したがって,入力された信号の品質がすでに悪ければ,品質の悪い原因(ノイズ)も一緒に増幅してしまうため,画質はかわらないうえに,かえって映りが悪くなる場合もあります。ブースターはケーブルや分配器などの損失を補うもので,信号品質をよくすることはできません。信号の品質を改善するには,高性能アンテナに取換えたり,アンテナの設置場所・高さを変えたりすることが必要となります。詳しくは,お近くの電気店にお問合わせください。

 やはりもともとの信号品質を最善の状態にしてからブースターを使用するというのが最善の方法のようです。また下記のような興味深いFAQもありました。

BS(CS)ディジタルチューナーで表示されているアンテナレベルが低いのですが,ブースターを使ってレベルを上げることはできますか?
ブースターを使っても信号品質の改善はできないため,チューナーのアンテナレベル表示の数値は変わらないか,かえって低くなってしまうこともあります。(ただし,アンテナからチューナーまでのケーブルの長さが30m以上ある場合や,アンテナからチューナーまでの間に信号を4つ以上に分配している場合,画質がよくなる可能性があります) アンテナレベル表示の数値が低い原因は,アンテナの方向ズレや設置場所の不具合が考えられます。アンテナの方向を再調整するなど,信号品質の改善を試みてください。

 ブースターを入れてもチューナーのアンテナレベル表示は変わらないと言います。アナログの場合とは違うのですね。

 このブースターを入れてから安定して電波を受信できるようになったのですが、まだときどき天気が悪い日に5秒程度の間、画像が乱れる場合がありました。

 これはおもしろいことに、画像が乱れるパターンが毎回一緒です。最初にブロックノイズが出て、そのうち画像が途絶えて、また復活するのですが、その後ブロックノイズが出てまた画像が綺麗に写るようになります。この傾向と外の天気を見比べていると、強い風が吹いたときだということが判りました。

 パラボラはベランダの手すりにつけているのですが、簡易な手すりなのでパラボラは少しぐらつきます。このパラボラに強い風が吹いたときにパラボラのアンテナ自体が揺れてしまうことによって、その振幅によって上記のような信号の乱れが発生しているようです。

 そこで、園芸用のワイヤーを使って近くの柱に結びつけました。かなり安定したので今度は少々の風が吹いても問題は発生しないと思います。

コメント