CANOPUS リモコンユニット CRM2005&2004の購入とレビュー

 すでにCANOPUSのビデオキャプチャー製品と組み合わせて使用できるリモコンユニットとしては同社のCRM-1という製品を使用していますが、この製品はリモコン本体が小さいため少々操作がしにくいという欠点がありました。そこで、楽天市場で商品を探していると、CRM2005という商品を見つけたのでこれを購入しました。しかし、思い通りに使用することができずに、結局はCRM2004もあわせて購入することになってしまいました。その経緯と使い勝手に関してレポートします。

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CRM2005の購入

 私が持っているビデオキャプチャーボードはCANOPUS社のMTV2000とMTV1000です。既に現行製品ではありませんが、今でもかなり高画質でビデオキャプチャーができるため第一線で活躍してもらっています。当初、これらのビデオキャプチャーボードにはメディアクルーズというビデオキャプチャ&ビデオ視聴ソフトが付属していましたが、このソフトは高機能なメディアプレーヤーにありがちですが非常に動作が重く、使い勝手は今ひとつのものでした。それについては、CANOPUS社も気が付いていたらしく、全く新しく開発されたソフトウエアがFEATHERです。この名前の由来が「羽」ということからも判るように、とにかく軽さをねらってゼロからコーディングされなおしているようです。

 このFEATHERというソフトは新しいビデオキャプチャーボードを購入しない限り手に入れることができなかったのですが、その後、CRM1というリモコンユニットを購入すればそれに付属してくるCD-ROMにFEATHERが付いていました。これをインストールしておけば、その後、CANOPUS社の公式サイトで公開されたFEATHER-Xまでインストールをすることができました。

 そして次に購入したのがCANOPUS社のCRM2005です。当然、この商品には新しいバージョンのFETHER2005が付いてきてそのままアップグレードされるのだろうと信じていました。FEATHERも最新化されるし、またリモコンユニットも大きくなって使いやすくなるため、3000円程度の出費であれば非常に得だと思ったのです。

CANOPUS CRM2005
CANOPUS CRM2005

 しかし、購入して判ったことは、確かにこの製品に付属するCDにはFEATHER2005が付いてきますが、しかし、FEATHER2005のライセンスを持っている人しかインストールすることができません。これは完全に予想はずれでした。FEATHER2005の単品の製品を買ったとすると、1万円近くの値段がします。

 こんなに高いのであれば2万円近く出せばMTVX2005が購入できるので、こちらを購入して、MTV2000を中古で売りに出した方が現実的だということになってしまいます。

MTVX2005 CANOPUS

 CANOPUS社としてはFEATHERを単品で売り出したので、リモコンユニットを購入しただけでアップデートされてしまうことを避けたかったのでしょう。改めて、CANOPUS社のサイトで確認してみると下記のように書いてあります。

コントロールソフトに「FEATHER2004」、「FEATHER2005 Premium Edition」、「FEATHER2005」、「FEATHER forA」を使用している製品。・MTVXシリーズ
・MTVGAシリーズ
など
※プログラムキーや、キー操作の割り当てを使用する場合は、上記製品は必要ありません。

 この記述内容から察しなければいけなかったのでしょう。試しに、CRM-1を使うことができる環境で、CRM2005の信号をそのまま発信してみたところ、それなりに反応はするものの全くでたらめな動作をするので、使うことはできません。もしかすると、キーのアサインを変えればある程度は使用できるのかもしれませんが、そこまでをやる元気が無かったので、CRM2005は引き出しの中にしまっていました。

CRM2004の購入

 そんなときに見つけたのがCRM2004でした。新宿のSOFMAPで中古で売られているのを見つけました。これにはきちんとFEATHER2004が付属しているようです。

●動画の一部が静止画表示される「MEDIA LIBRARY」●動画コントロールソフト「FEATHER2004」付属●カノープスTVチューナー製品の専用リモコンとしても使えます。●USB接続の小型受光部、USB延長ケーブル

 2000円あまりでしたが、これを購入して持ち帰りました。そして、USBのメモリ受光部をパソコンに接続しパソコンにソフトウエアをインストールすると、きちんとインストールができました。安心しました。色々実験をしてみると、CRM2004のリモコン本体とCRM2004の受光部、そしてCRM2005のリモコン本体とCRM2005の受光部の各々の組み合わせのときだけうまく動作するようです。

 このCRM2004については、もう一つ嬉しい点がありました。MPEGカット編集ソフトのMPE CRAFT LEというソフトウエアが付属してきます。このソフトウエアは実に使い勝手が良いです。従来のMTV1000などにもMPEGカッターというソフトウエアが付属していたのですが、これをさらに操作性をよくした感じの製品です。単品でも売っている製品ですが機能を制限してCRM2004に付けたようです。

《 ファイル再生ソフト FEATHER2004 仕様 》

対応ファイル形式ご使用になるPC環境のMicrosoft(R) Windows Media(R) Playerで再生できるファイル
※Windows Media Playerは、本製品の対応OSであるMicrosoft Windows2000, Windows XP Home/Professionalに標準でインストールされています。またWindowsアップデートを行い最新版にされることを推奨します。
※DRM認証のかかったファイル再生には対応していません。
※ビデオフォーマットによっては正常に再生されない場合があります。
※Quick Time(R) には対応しておりません。

《 リモコン CRM2004 仕様 》

送信ユニット赤外線送信機
使用電池単4乾電池 x2
サイズ200mm x 52mm x 25mm
重さ約89g(電池を含まず)
受光ユニットUSB接続対応赤外線受信機
電源USBバスパワーにて動作
USBコネクタAタイプ USB Ver.1.1仕様準拠
受光部サイズ19mm x 50mm x 11mm
重さ約8g
赤外受光半角値30度
稼働範囲:距離は約5m、角度は上下左右とも約30度ですが、設置環境や条件によって異なる場合があります。また、至近距離で複数台を使用する場合は干渉することがあります。

まとめ

 そんなことで、CRM2005とCRM2004の両方を入手することになってしまいましたが、各々別々のパソコンで現在は活躍してもらっています。

 CRM2005を購入する際には、FEATHER2005またはFEATHER2004を既に持っていることが使用の前提になりますので、くれぐれもご注意ください。

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