
大滝詠一の大ヒットアルバムである「A LONG VACATION」に未CD化だったレアなカラオケ盤『SING A LONG VACATION』の音源をボーナスとして収録した作品です。
曲目リスト
- 君は天然色
- Velvet Motel
- カナリア諸島にて
- Pap-Pi-Doo-Bi-Doo-Ba物語
- 我が心のピンボール
- 雨のウェンズデイ
- スピーチ・バルーン
- 恋するカレン
- FUN×4
- さらばシベリア鉄道
- 君は天然色(Instrumental)
- Velvet Motel(Instrumental)
- カナリア諸島にて(Instrumental)
- Pap-Pi-Doo-Bi-Doo-Ba物語(Instrumental)
- 我が心のピンボール(Instrumental)
- 雨のウェンズデイ(Instrumental)
- スピーチ・バルーン(Instrumental)
- 恋するカレン(Instrumental)
- FUN×4(Instrumental)
20周年記念エディションということもあって、もう発売されてから20年もたってしまったんですね。曲目リストを見ると、本当にどの曲も懐かしさでいっぱいです。
私自身、このアルバムはLPでしか持っていないので、アナログプレイヤーが壊れてしまった現在、ずっと聴くことができていません。この機会にCDを購入しておこうと思います。値段も1786円と非常にお得です。1500円以上なのでAMAZONで購入すれば送料も無料になりますのでAmazonで購入しました。
【2021/05/25追記】
アルバム発売40周年
大滝詠一さんが永眠されてしまいましたが、A LONG VACATIONの発売から40年を飾る記念すべき年になりました。また、大滝詠一さんがとても注目されていてテレビでも特集番組が流れるほどです。
はっぴいえんどで一緒だった松本隆さんも大滝詠一さんの思い出をいろいろなところで語られています。ある日、当時はたまプラーザに住んでいた松本隆さんの家を大滝詠一さんが訪問し、大滝さんは自分も「売れたい」というメッセージを伝えたのだそうです。
その後、大滝さんと松本さんの間で話が進んで、A LONG VACATIONが生まれました。ただ、松本さんの妹さんを失ったことでアルバムの発売時期が遅れたことや、君は天然色の中にある「思い出はモノクローム」の意味などを紹介されています。
「FUN × 4」の「散歩しない?」という歌詞は太田裕美さんに歌ってもらっているということも初めて知りました。今聴き直してみたのですが確かに言われてみるとそんな気がします。
逆に太田裕美さんがFUN×4をカヴァーしたときには「散歩しない?」のセリフは大滝詠一さんだったということも知って心が温まりました。こちらも聞いてみると確かにそうでした。
いつまでも色褪せることがないこのアルバム、本当に貴重だと思います。
【2021/06/19追記】
アルバムジャケット
「新美の巨人たち」という番組で、A LONG VACATIONのアルバムジャケットが特集されました。

こちらのアルバムジャケット、永井博さんが書かれた作品ですが、実はこのアルバムのために作ったものではなかったそうです。この永井博さんの絵の世界を歌にすることを大滝詠一さんが試みてできたものがこのアルバムです。大滝詠一さんが松本隆さんにこの絵を見せてイメージを共有したのだそうです。
実は永井博さんと大滝詠一さんは一回しか会ったことはありません。永井博さんは日本の音楽を聞かないので大滝詠一さんを元々は知らなかったと語られていました。
カナリア諸島ですら、永井博さん、大滝詠一さん、松本隆さんの誰もが行ったことがなかったとテレビ番組で明かしていました。
シングルで販売されたレコードのジャケットは永井博さんがタイトルを見ながら絵を描きました。多分、曲は聞かなかったのではないかと本人が語られていました。
永井博さんは徳島県の田舎町で生まれ、十八歳で上京、そして絵の勉強をします。特に四十日間に渡ってアメリカを旅することで、リゾートの風景が頭の中で溶け合っていったのだそうです。
永井博さんの絵にはほとんど人が登場しません。人がいないほうがいろいろな情景が想像できるからだそうです。
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