ニューズウィーク日本版に気になる記事が掲載されました。ゴルフ場から1マイル(約1.6Km)以内に住む人は、6マイル(約9.7Km)以上離れて住む人に比べて、パーキンソン病を発症するリスクが126%高いという米国医師会雑紙(JAMA)に掲載された論文からの引用記事です。
ゴルフ場周辺の水が飲料水として供給されている地域では特に影響が大きいともしています。ゴルフ場で使用されている農薬が発症数に関係している可能性があるともしています。さらに、農薬の空気中への飛散も疑わています。
日本においては水道の浄水技術が高いため、ゴルフ場の近くに住んでいる人のパーキンソン病の発症率が高いという心配は無いと信じたいのですが実際はどうなのでしょう。特に日本では群馬や埼玉など川の上流部にゴルフ場が多いですし、荒川の河川敷にも多くのゴルフ場が存在します。これらで利用している農薬がもしも水道水に混入しているのだとすると、とても怖くなってきます。
また、住んでいる人ではなく、よくゴルフに行っている人はどうなのでしょう。今回、調べごとをしているときに、こんなnoteを見つけました。
パーキンソン病専門のリハビリジムであるPD Gymに通ってくれている方で、ゴルフをしている、していたという方がとても多い印象がありました。
ゴルフのプレー中に飛散する農薬を吸い込んでしまったり、レストランで提供されたり調理に使われたりする水道水に混入している可能性も疑いたくなります。ゴルフプレーヤーに関する統計データも欲しいところです。
日本ではパーキンソン病の患者は一万人あたり15人前後とされています。症状としては震え、こわばり、動作緩慢、転びやすさが主なものとして挙げられています。現在では医療技術が進歩して病気の進行を遅らせることができるようになっているものの、進行を止めるにはまだ至っていません。
日本では水道水に含まれるPFASが問題になっていますが、他にも危険な物質が混入していないか、地域別の調査を進めて欲しいです。