2024年も年末が近づいてきたことで急に寒くなってきたので、押し入れにあったトヨトミという会社の石油ストーブを押し入れからだしてきました。石油ファンヒーターが全盛のいま、なぜ石油ストーブなのかと言うと、電源を必要としたないため、災害があったとしても最悪暖を取ることができるためです。2017年に購入したRL-F250というこちらの写真の機種です。
ランタン型のストーブで、もしも停電のときには光をぼんやりとした光で照らすランタンとしても活躍してくれます。購入時のレビューはこちらで紹介しています。
ファンヒーターのように可動部が少なく耐久性が高いことも特徴ではあるのですが、中心下部に付いている火加減調整用のダイヤルが取れていて何処かになくなってしまっていました。
探してもでてこないので、楽天市場で部品として販売されていないかを調べてみると、「ダイヤル 11003911」という品番のRL-F2500用のダイヤルです。見た目が似ていたので、そのまま購入しようとも思ったのですが、念のため「トヨトミ」のお客様サポートから問い合わせてみました。
トヨトミのお客様サポートからの返信
すると、下記の主旨の返信がありました。
- RL-F2500のダイヤルはRL-F250に使えない
- トヨトミのオンライン販売サイトにRL-F250用のダイヤルを販売するページを新たに作ったのでそちらから購入して欲しい
朝一番で問い合わせていたのですが、お昼前には返事が来ていたので数時間で対応してくれたことになります。わざわざ、ECサイトに販売ページを作ってくれるところまでをあっという間にやってしまう早業には驚きました。
しかも、RL-F2500のダイヤルを販売しているページには「RL-F250には使えません」、逆にRL-F250のページには「RL-F2500には使えません」という注意書きまで入れられていました。
こちらがRL-F250用のダイヤルの販売ページです。
運良く、ブラックフライデーセールを実施していて、税込2200円以上の購入で送料無料ということでしたので、壊れていた点火プラグも一緒に購入しておきました。(ライターを使って火をつけていました)
無事にダイヤルを入手することができて本当に良かったです。後日、届いたダイヤルをストーブにはめてみると、ぴったりと取り付けることができました。
【2024年12月2日追記】
トヨトミのストーブの開発秘話
読売新聞にトヨトミの「手回し式」ストーブの開発秘話が公開されていました。東日本大震災で点火に乾電池が必要なストーブを寄付したものの、現地に電池が無くあまり使われなかったことを発端にして手回しで着火できるように改善をしたストーブを開発したストーリーです。
競合各社と比較して、「もっと売ってやろう」と考えて作ったものは鳴かず飛ばずの販売実績で、「いかに消費者に喜んでもらえるか。それだけが大事だ」、「製品を誠意の塊にせよ」ということを学んだという言葉は、とても示唆に富んでいると思います。
令和6年能登半島地震においても、被災地に石油ストーブの寄付をしています。この寄付にあたっては新たに開発した電池レスタイプの機種を寄付されていました。
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