スタジオジブリが日本テレビの子会社になることが決定

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日本テレビホールディングスが2023年9月21日に子会社の日本テレビ放送網がスタジオジブリを10月6日付けで子会社化することを発表しました。記者会見は小金井市、東小金井駅のほど近くにあるスタジオジブリの本社で行われました。

スタジオジブリの鈴木敏夫社長は取締役議長となり、後任の社長には日本テレビの福田博之専務執行役員が就きます。

今回の決定にあたっては、宮崎駿監督が82歳、鈴木敏夫社長が75歳、老害を考えなければいけないことを打ち明けています。

確かに次の経営体制について考えなければいけない時期が来たのでしょう。

宮崎駿監督の長男、宮崎吾朗氏にすべてを託すことも検討されましたが、吾郎氏からそれは難しいという意思表示があり、今回の決定となりました。宮崎駿監督も宮崎という名前のもとジブリを支配するのはよくないという意見が示されたことも紹介されていました。

確かに、日本テレビはジブリ作品のテレビ放送を金曜ロードショー枠で繰り返し実施してきましたし、三鷹の森ジブリ美術館の建設にあたっても支援をしていました。

ただ、スタジオジブリが日本テレビの子会社になったあと、新しい映画の制作はどの程度、意欲的に実施していくのでしょう?

発表の中では、スタジオジブリは制作に専念して、日本テレビは経営に専念するとしています。しかし、新作の制作となると数十億円に及ぶ莫大な資金が必要になりますし、以前と比較するとテレビ局の経営環境も非常に厳しくなっています。

日本テレビという性格上、新たに映画を作るというよりは、今まで作ってきた著作物の保護や販売がメインになってしまうような気がしてなりません。今後の動きに注意していきたいと思います。

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