開通の予定が遅れ続けるリニア中央新幹線と静岡県知事の主張

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「山梨の地下水」も「うちの水」とする謎理論に県民を巻き込むな…リニア妨害を続ける川勝知事の幼稚すぎる主張

「山梨の地下水」も「うちの水」とする謎理論に県民を巻き込むな…リニア妨害を続ける川勝知事の幼稚すぎる主張 このままでは2040年以降もリニアは開通しない
静岡県が地下水への影響などを理由にリニア中央新幹線の着工を拒否している。ジャーナリストの小林一哉さんは「開通が2040年以降にずれ込む可能性も出てきた。議論が進まないのは、川勝平太知事が『議論のゴール』をずらし続けているからだ」という――。

リニア中央新幹線が開通すると、東京と山梨の間は約20分、東京と名古屋の間は約40分、東京と大阪の間は約60分で結ばれるようになり、まさに、あっという間に移動できるようになります。日本経済に良い影響をもたらすことは間違えありません。

リニア新幹線

しかし、静岡県による主張のために工事は大きく遅れています。まさに国策として推進している事業にもかかわらず、静岡県の主張で工事が遅れて良いのでしょうか。JR東海と静岡県の間の揉め事のような雰囲気ですが、なぜ国は積極的に関与しないのか、とても不思議です。

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2027年の開業は無理

リニア中央新幹線は2027年の開通を目標にしていましたが、もはやこの目標はクリアーできず、2030年代、悪くすると2040年代まで開業が遅れるかもしれないと記事では紹介されています。

記事の中にもありますが、静岡県知事の主張は山梨県側にまでおよび、もはや泥沼化していて手を付けられなくなってきました。当事者間でこの問題を解決するのは難しい状況です。

客観的な立場で発言できる有識者で構成された第三者委員会による打開策の決定、国による仲裁、裁判による決定など、当事者以外が策を決めるような方策はとれないのでしょうか。

【2023年5月30日追記】

川勝知事の発言内容の微妙な変化

リニア新幹線工事にともなう山梨県でのボーリング調査を中止するよう、静岡県がJR東海に求めている問題に関する続報です。静岡県の川勝知事は29日 改めて撤回する考えはないことを明らかにしています。

この主張は、リニアのトンネル工事に向け、山梨県で行われている調査をめぐっては、静岡県側の水が流出するおそれがあることが背景にあります。

一方で山梨県の長崎知事は、調査を継続するよう反論をしています。

川勝知事の見解はここに来て微妙に変化しています。「調査の中止を求めているのではなく質問しているだけ」と答えています。子どもの喧嘩のように果てしなく議論が続き、無駄に時間を消費していますが、この問題、どこに行き着くのでしょう。

【2023年6月1日追記】

静岡県は一貫してリニアに賛成?

リニア中央新幹線の早期開業を目指す総会が開催されて、静岡県の川勝平太知事も出席して、「静岡県は一貫してリニアに賛成している。(環境問題を)合理的に解決すれば何の支障もないということ、リニアの成功に向けて協力したい」と発言しました。歩み寄って欲しいです。

【2023/07/20追記】

給与•ボーナス返上の約束不履行で不信任決議案

静岡県の川勝知事が、給与•ボーナス返上の約束を履行していないことから県議会で不信任決議案が問われる事態になっていることをダイヤモンドオンラインが報じていました。

リニア新幹線の建設妨害報道に続いて、今回の不信任決議案の報道、知事選をすぐにでも実施してもらって、リニア新幹線の建設の是非を県民の総意として明らかにしてほしいです。

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