首都圏の鉄道も乗客減少に伴い具体的にバス転換などへの見直し協議へ

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JR東日本などでは各路線別の営業係数を発表し、赤字路線がこれほどまでに多いこと、一部の路線ではその赤字額がとんでもないことになっていることに大変に驚きました。特に千葉県のJR久留里線の久留里と上総亀山間の年間営業費用は2億8100万円に対して、収入が最小の100万円と報じられていました。

このJR久留里線に関して、今日になって具体的な報道がありました。JR東日本はバス転換などの鉄道以外の交通手段への転換も踏まえた協議を検討しているとのことです。JR東日本の千葉支社は現時点では具体的な協議の日程は未定と回答しているようですが、協議そのものは否定していません。

以前の千葉日報の記事を見ると、上総亀山駅発の列車は一日9本、朝は4本あるものの、午前8時48分発の次は午後2時26分まで六時間近く列車がありません。通学に特化した形になっているということなのでしょう。その次の列車も3時間近く空いて午後5時15分発になってしまいます。

実際に列車から降りてきた人に話しを聞くと、鉄道乗りつぶしなど鉄道ファンが多かったとのことです。

周辺の住民の数が減少しているほか、その住民も自家用車などで移動することが多く、高齢者は君津市のオンデマンドタクシーを利用した方が便利な環境です。

また、観光客などが東京と久留里を移動する場合は、アクアラインを経由する直通高速バスが便利なため、久留里線の出番がありません。さらに沿線の私学はスクールバスを準備しているので、通学用としては県立高校の生徒しか使わないという事情もあります。久留里線の利用者が大きく減少したこともうなずけます。

確かに、久留里線を代替する交通手段が多様化しているので、このまま久留里線を残すのは難しいということなのでしょう。

アニメツーリズムなど、イベントやコラボキャンペーンで乗客を増やす取り組みも考えられますが、一過性の効果はあっても恒常的に乗客を増やすのは困難です。銚子電鉄の濡れ煎餅のように鉄道以外の売り上げで営業を続行するというのも本末転倒になってしまいます。

以前は鉄道が廃線になるというニュースは北海道など、どこか遠くでの出来事のように感じていたのですが、すでに東京都のお隣り、千葉県でも具体化してきました。首都圏にはこのほかにも多くの赤字路線があるので、首都圏の交通網は今後10年の間に大きく変化することになるかもしれません。

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