東京都の新規感染者数は460人超の見通し

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7月31日のお昼前、NHKで東京都の新型コロナウイルス新規感染者数は460人を超える見通しだという報道がありました。200人台、300人台とどんどん増えて、ついに400人台になってしまいました。緊急事態宣言のときのような対策をとっていなかったので、新規感染者数が増えることは想像できたことですが、この急激な上昇幅には驚くばかりです。

明らかに感染者数の推移で見れば、これから更に指数関数的に感染者数は増えていくと想像できますが、国も東京都も今年の3月から4月にかけての状況よりも慌てている様子がありません。国や東京都としては経済回復と感染拡大防止をどう両立していくのか模索しているものと思います。

東京都知事の30日の会見でも、「感染爆発も憂慮される極めて危機的な事態だ」という見解と、8月3日から31日にかけて酒を提供する飲食店やカラオケ店の営業時間を午後10時までと要請することの発表にとどまっています。(要請に応じた中小の事業者には協力金として20万円を支給)

30日に発表された367人という数字は夜の繁華街で働く人が含まれておらず、職場内や家庭内の感染が増えていると報道されています。また、新規感染者数が発生するエリアも広がっていて、感染拡大のリスクが高まってきています。

30日までに東京都内の入院中の患者は1154人、2400まではすでに確保していて2800のベッドの確保を目指しています。数字だけ見ればまだ余裕があるようにも見えますが、急激に新規感染者が増えるとベッドの供給が追いつかなるリスクがあります。

医療機関の負荷も高まっている中、どこで国や東京都が大きく動き始めるのか、数々のモニタリング指標を見ながら状況を観察しているところだと思いますが、今後の動きが気になるところです。

【2020/07/31追記】

大阪府では8月20日まで家族同士を除く5人以上での宴会や飲み会の自粛を要請しています。この要請は特に夜の繁華街で感染拡大が発生していることに伴う要請です。

このような定量的な要請は分かりやすいのでとても良いと思いました。東京都もこのような具体的な要請をすることで、都民の足並みが揃っていくのではないでしょうか。

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