山田洋次監督の映画「学校」をDVDで鑑賞

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 DVDレンタルで山田洋次監督の「学校」という映画を借りてきました。こちらは、1993年に公開された映画ですので、今から20年近く前の作品ということになります。

 舞台は夜間中学校で、そこに色々な人が学びに来ているのですが、その人たちの生きざまを描いています。ちょうど、卒業が近づいて来た時期で、この学校生活の中での思い出を生徒が一人一人振り返っています。その振り返っている内容を映像化しています。

 この夜間中学校の先生は西田敏行が黒井という先生を演じています。非常に個性をいかした演技が光っています。この黒井先生は校長から呼び出されて、異動することを勧められていますが、頑固として校長の言うことを聞かずに、この夜間中学に残ることを主張します。自分は古狸と呼ばれるまで学校に居座り続け、もしも何年かして昔の生徒が学校にふらっと来ても、わかるようにしておいてやりたいと突っぱねました。

 この黒井先生のクラスには本当に色々な生徒がおり、

  • 焼き肉屋のオモニ
  • 脳性麻痺の影響で言葉が不自由な修
  • 昼間は働きながら学校に通うカズ
  • 中学校で不登校になった、えりこ
  • 不良の、みどり
  • 企業の採用時にお金の話しを持ち出して不採用となってしまう中国人の張
  • 競馬好きのイノさん

がいます。それぞれが、いろいろな背景のもと、こちらの夜間中学に通っています。

全編、豪華なキャストなのですが、映画の途中で特別出演の渥美清が突然に出てきたりもします。

いったい、教育とは何なのか、幸福とは何なのか、非常に考えさせる映画でした。

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