大きなCDチェーン店の自己破産

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株式会社WAVEが7月末で全店舗を閉鎖して、8月6日付けで自己破産申請の準備に入ることが報道されていました。


近所のパルコの中にもWAVEがあり、新星堂と並んで、よく買い物をしていた時期があります。もともとは、1977年にディスクポート西武として設立されたのが最初だそうです。1983年には、六本木WAVEが開店し、こちらは本当にいろいろなものがそろうCD屋として人気になりました。しかし、六本木地区の再開発により、1999年に閉店しています。

2004年にはタワーレコードに売却されて、2006年には家電量販店のノジマ、2008年にはメディアマーケティングシステムに売却されました。

すでに音楽については、iTunesなどに代表されるように音楽配信が一般的になり、あえてCDショップまで買い物に行って買い物をするという機会が無くなってきています。ほかのCDショップについても、やはり状況は厳しいのではないかと思います。

WAVE大宮店には、「WAVEは閉店してしまいますが、人生を豊かにしてくれる「音楽」は永遠に無くなることはありません」というコメントが書かれているそうです。お店の人の無念さが伝わってくるコメントだと思います。

スーパーマーケットで牛乳が安売りされて、個別宅配の牛乳屋が無くなったり、インターネットの普及で新聞屋さんや雑誌の出版が厳しくなったり、新しいビジネスモデルや技術の進歩によって必ず影響を受ける業種があります。今後、どんな業種にどんな影響が出るのかが気になるところです。

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