今までの据え置き型ゲーム機の市場については、任天堂Wiiの一人勝ちの状況が続いてきたのですが、最近になって徐々にSONYのPS3が追い上げているようです。
2008年の5月時点では、Wiiの販売台数はPS3の販売台数に比べて約6倍もの台数が売れていたのですが、2008年の6月時点では1.7対1までの比率になるまでになりました。PS3が好調なことの秘密は、「メタルギアソリッド4」というソフトが発売されたことが追い風になっているそうです。このメタルギアソリッド4はコナミから6月に発売されたPS3用のソフトになります。(販売台数の発表値はエンターブレインの発表値です)
SONYは携帯型ゲーム機でもPSPが順調と報道されていますので、徐々に携帯型ゲーム機の市場でも据え置き型ゲーム機の市場でも、形勢を有利にしてきているようです。
ITmediaニュース(PS3、国内販売でWiiを追い上げ – ITmedia News)を見ると、日経平均株価が0.2%下げる中、ソニー株は0.9%高の4600円を付けたと、何となくソニー株に人気が集まっているような表現が使われていますが、これはその前の数日間でソニー株が大きく下落したことに伴う反動によるものなので、決して今回のゲーム機の販売好調によるものとも思えません。
反面、7月2日に新しく配信を始めたファームウエアでアップデートを実施すると、PS3を起動しても、XMBが表示されないというトラブルが発生したそうです。(PS3:新ファームウェアに不具合 急きょ公開中止(まんたんウェブ) – 毎日jp(毎日新聞))私が持っているPS3については今回のファームウエアアップデートは適用していないので、今回の問題には巻き込まれずに済みました。
PS3の公式サイトを見てみると、確かにファームウエアの公開中止に関するお知らせが7月3日付で掲載されています。
PLAYSTATION®3システムソフトウェア バージョン2.40アップデート一時中止のお知らせ[2008.07.03]
PLAYSTATION®3のシステムソフトウェアバージョン2.40へのアップデートを実施された一部のユーザーの方から、アップデート後にXMB™(クロスメディアバー)が表示されないという報告を受けました。現在システムソフトウェアバージョン2.40へのアップデートを一時的に中止し、原因を究明しております。再開の目処が立ちましたら、本サイトにてご案内いたします。
ユーザーの皆様におかれましては、ご不便をおかけいたしますが、何卒ご理解を賜りますようお願い申しあげます。
プレイステーション3についてはそのハードウエア的な潜在能力は素晴らしいものがあるので、今回の好調な売り上げが一過性の現象ではなく、今後も継続的に続いてくれると良いと思います。
【2024年1月21日追記】
プレイステーション5
この記事を書いてから15年が経過しました。ソニーのゲーム機は現在はプレイステーション5となっています。昨年までは品薄でなかなかプレイステーション5を買うことができませんでした。転売をする会社が買い占めをして高値で転売するということをしていたため、さらに入手しずらくなってしまっていました。しかし、現在では流通量が改善されたので、比較的、在庫があるお店を見つけやすい状況にはなっています。
今のところは後継機の話しは聞こえてきませんが、ソニーでは研究開発が進められているのではないでしょうか。
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