NTTのグループ会社でパケット代を無料にすることができるサービスを実施しているのを見つけました。パケゼロというサービスです。
パケットの中身のデータを圧縮して送受信することでパケット代を節約するサービスならば判るのですが、無料にしてしまうというのはとても不思議です。どんな仕組みでパケット代をゼロ円にしているのか興味があったので、サービスの紹介サイトを確認してみましたところ、よく仕組みが判りました。
パケットゼロステーションというネットワーク機器を自宅のLAN環境に接続します。そして、携帯電話とパケットゼロステーションのあいだを赤外線で通信するという商品です。確かにこれならば、パケットゼロステーションとのあいだで赤外線通信をできるエリアにいればパケット代を無料にすることができます。
パケットゼロステーションはいくらかというと、本体価格が14490円です。あとは、赤外線通信機能付き携帯電話にiアプリをインストールすることで使用可能になるそうです。
iアプリにはパケットゼロブラウザとパケットゼロメッセンジャーの2種類があります。これらのiアプリを起動すると赤外線機能を通じてパケットゼロステーションとのあいだで通信を実施できるのでしょう。なかなか興味深いサービスです。サービスの紹介サイトへのリンクバナーを掲載します。
【2012/09/13追記】
こちらのパケゼロというサービス、現在では提供されていないようです。NTTソルマーレという会社で提供されていましたので公式サイトで確認をしてみました。
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すると、パケットゼロサービスは2006年12月20日13時をもってサービスを終了する旨のニュースリリースがありました。
携帯電話のパケット料金定額制が普及したことにより、パケットゼロサービスの提供を続けることの意義が薄れたことが、サービス終了の理由だそうです。
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