今日は父の日。アオキ、青山、コナカといったスーツ量販店では、父の日フェアが行われているようです。
新聞の折り込みチラシを見てみると、アオキと青山のチラシがありました。この二つの店は互いに離れた場所にあるので、どちらかに行けば良いか品定めです。
紳士服のセール内容
比べてみていると、だいたいセールの内容は同じですね。2着で29800円というセールと、3万円以上のスーツを買うともう一着のスーツが千円で買えるというセールです。どちらに行っても同じかな?と思い、家に近い方のアオキに行きました。ちなみに、アオキは1958年に長野市の篠ノ井で個人商店「洋服の青木」として創業したのが始まりだそうです。(洋服の青山は1964年に広島県府中市で青山商事を設立したのが始まり、コナカは1952年に神戸市生田区(現中央区)で洋服店を開設したのが始まりなので、コナカの方が歴史が古いです)
スーツショップって入った途端に店員がまとわりついて、あーでもない、こーでもないと言ってくることが多いですよね。できれば、ゆっくりと商品を見て回りたいと思っているのですが、店員さんが近づいてくると、好みの服が選べないのではないかと、どうしても警戒してしまいます。
ところが今日行ったお店では店員は遠くから見ているだけで、近づいてきません。商品が決まって試着コーナーに向かおうとするとさりげなく寄ってきて、色々試着を手伝ってくれるという感じで、とても感じの良いお店でした。
最初、A-7のつり服を試してみたら、ウエストがきつい!、太ってしまったようです。ショック!! 無理はしないで、AB-7のタイプのスーツを購入しました。結局は3万円以上のスーツを購入するともう一着が千円のセールを使いました。明日にはネーム入れと裾上げができるそうです。妻に取りに行って貰おうと思います。
【2024年8月27日追記】
紳士服業界の苦境
昔とは違って、スーツをバシッと着て通勤するというパターンはずいぶん減ってきました。ビジネスカジュアルが浸透してきているので、普段着に近い服装で会社に行く人が増えています。また、新型コロナウイルスがまん延していた時期は外出をする機会自体が減ってしまったり、地球温暖化により猛暑日が続くようになると、さらに軽装で会社へ行くことも増えています。普段着については、ユニクロをはじめとする専門店がしのぎを削っていて、もはや紳士服業界が進出する余地はあまり残されていません。アオキや青山はコロナ期を境に利益が出てきていますが、コナカは営業利益マイナスになる決算が続いています。
また、スーツ自体を購入する際にネット販売を利用する機会も増えています。正直、サイズが判っていれば、あえて店舗にまで行く必要性も減ってきていると思います。アオキはスポーツクラブや室内ゴルフ練習場などの多角経営に乗り出していますが、今後の紳士服業界の動きが気になるところです。
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