ピロリ菌の駆除に保険適用!

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2月2日の日経新聞のサイトで、ピロリ菌除菌の保険が拡大される方向になることが報じられていました。ピロリ菌の感染による慢性胃炎について除菌治療が保険診療として認められる方向になったようです。私自身、人間ドックで慢性胃炎を指摘されていたのですが、あるとき、人間ドックを受ける病院を変えたときに、やはり胃カメラの際にピロリ菌に感染していることが指摘されました。

その後、いろいろ情報を調べてみると、ピロリ菌に感染したままそのまま置いておくと、慢性胃炎がさらに進んで胃潰瘍や胃がんに進行する可能性があるようです。ピロリ菌の除菌については胃潰瘍などになっていれば保険適用できるものの、慢性胃炎の程度であれば保険適用されないということでした。また、ネット上の情報によると、ピロリ菌の除菌に対しては賛否両論であえて除菌を薦めていないサイトもありました。


ただ、慢性胃炎をそのままにしておくのもイヤでしたので、自宅の近所で自由診療によるピロリ菌の除菌を実施している医者で、除菌薬を購入して治療をしました。5年ほど前のことですが、こちらにそのときのレポートがあります。

ピロリ菌の除菌を開始

このレポートを見ると、当時1万5000円程を払ったようです。これが保険診療になれば、自己負担は3割になりますので、ずいぶん気軽に除菌治療を受けられるようになります。

今回は1月31日に実施された厚労省の専門部会で除菌に必要な複数の薬剤の適用範囲を広げることを認めたそうです。呼気検査によるピロリ菌感染と内視鏡での胃炎の確認だけで除菌が保険適用されるようになるそうです。
私自身は除菌が成功したか否かの検査をまだ受けていません。もしも、今後、人間ドックの際に慢性胃炎を指摘された場合は、ピロリ菌の呼気検査を実施し、まだ菌が残っているようであれば、再度、除菌治療を保険適用で受けたいと思います。(調べてみると、1回目の除菌に失敗した場合はピロリ菌に耐性ができてしまうため別の薬を使うことになるようです)

【2018年6月26日追記】

ピロリ菌の除菌については慢性胃炎などの症状があれば保険適用で除菌ができるようになりました。先日の人間ドックの結果で今回の病院にはピロリ菌検査が含まれていたことから、レポートを確認したところ、ピロリ菌が除菌できていることがわかりました。再度の除菌を受ける必要はなさそうです。

【2019/11/06追記】

ここ数年、胃がんによる死亡者の数が減り続けているそうです。これは、ピロリ菌除菌による直接の効果ではなくて、ピロリ菌除菌が保険適用になったとことに伴い、事前に内視鏡検査を受ける人が増えて、早期発見例が増えたためではないかと想定されています。

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