
最近になって、ニッポン放送株の状況が毎日のように報道されています。
それというのも、ライブドアが株の買い占めに走ったのがことの起こりですが、それを受けてフジテレビ側がTOBの目標額を下げたり、ライブドア側が増資の方向性を明らかにしたりと、二つの企業によって、ニッポン放送がもてあそばれている感じになってしまっています。
以前まではアメリカでは、このようなことがよく報道されていたように思うのですが、日本で1企業の株式に関して、ここまで大騒ぎになるのは異例のことではないでしょうか。
この競争によって、ニッポン放送株自体が投資家心理に影響を与えて株式価格が乱高下しています。
下記の報道では一時期、960円安にまでなってしまったようです。株式が安くなれば、ライブドア側は株式を買いやすくなるわけで、これから先、どんな形で遷移していくのか、非常に心配です。
ライブドアは楽天に野球を取られて、ちょっと可哀相だなと思っていたのですが、今回の株の買い占め騒動を目にして、ちょっと企業に対する価値観が変わってしまった気がします。
早く、こんな事態は収まってくれれば良いのですが・・。
【2025/08/08追記】
ライブドア自体がその後は株式上場廃止となり、この騒動はどこかに行ってしまいましたが、今度はフジテレビが中居正広の事件をきっかけに大騒動になりました。スポンサーが離れてしまい、売り上げの激減、経営も大変な状況でしたが、最近は少しづつスポンサーが戻ってきているようです。楽しくなければテレビではないという勢いで1980年代からバラエティで視聴率を稼いだ時代がありましたが、大きく環境が変化する中で、そのスピードについていくことが出来なかったのかもしれません。
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