企業でWindows XPの導入が進まない理由と、8年後に訪れた「自動的」な結末

windows xp
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なぜ企業は新しいOS(Windows XP)への移行を躊躇するのか?

ネット上で「企業でなかなかWindows XPの導入が進まない」という話題を見かけました。

これについて、私自身は「至極当然の結果だ」と感じています。というのも、私自身が会社で使っているパソコンのOSは、未だに「Windows 98」だからです。

企業が業務用PCのOSを頑なにアップデートしない(載せ替えない)のには、明確な2つの理由があります。

理由1:業務ストップのリスクを避けたい(安定性の重視)

一番の理由は、OSをアップデートすることで業務用のPCがトラブルに巻き込まれるのが嫌だからです。

現在のWindows 98環境は、余計な設定変更やソフトのインストールをせず、慎重に維持してきたため非常に安定して動作しています。これを無理に最新OSへ載せ替えた結果、もしシステムエラーなどで業務がストップしてしまったら……と考えると、怖くてリスクは冒せません。

理由2:既存PCのスペック(ハードウェア)が非力である

2つ目の理由は、手元にあるパソコンの性能不足です。 現在使用しているPCのCPUは「Celeron 433MHz」という旧式。ここにWindows XPはもちろん、Windows 2000を入れたとしても、動作がかなり重くなってしまうことが容易に想像できます。

企業がOSを切り替える「唯一のタイミング」とは?

これらの理由から、企業が「既存のパソコンのOSだけを載せ替える」ということは基本的にあり得ないと思います。新しいOSに移行する唯一のタイミングは、「パソコン本体を買い換えるとき」だけです。

当時の独り言 もっと簡単に、たとえば「新しいOSが入ったメモリーカード」を挿すだけで、PCの環境を汚さずに最新OSへ切り替えられるような仕組みができれば、この問題も一気に解決する気がするのですが……。

【追記】この記事から8年が経った、2012年の答え合わせ

この記事を執筆してから、早いもので8年の歳月が流れました。

現在のオフィスを見渡してみると、Windows XPより前のOS(98やMeなど)を搭載したパソコンは完全に姿を消しました。

あれほど「OSの載せ替えはしない」と言っていた企業が、なぜ移行したのか? 理由は非常にシンプルでした。これだけの年月が経つと、当時のパソコンのハードウェア自体が寿命を迎え、物理的に壊れてしまったからです。

壊れたから買い換える、という自然なサイクル

PCが壊れれば、企業も新しい端末に買い換えざるを得ません。そして、新しく購入したPCには、当然ながらその時代の最新OS(Windows XPやそれ以降)が最初からインストールされています。

結果として、無理にOSをアップデートせずとも、「ハードの寿命による買い換え」という形で、古いOSは自然淘汰されていくという経過を辿りました。

OSの進化に対する、現在の正直な感想

現在(2012年時点)の私は、Windows VistaやWindows 7がインストールされたPCを使っています。

画面の見た目などは随分と華やかになりましたが、業務で使う「基本機能そのもの」に関しては、正直なところWindows 2000の時代からそこまで大きく変わっていないような気もしています。

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