三鷹電車区の一般公開

 中央線を使って東京駅から西へ向かうと吉祥寺駅までは高架で都会の感じがするのですが、吉祥寺駅を過ぎると何となく田舎の感じがしてきます。車窓から進行方向左側を見ていると、畑なども見えてきます。中央線が複々線なのは今は三鷹駅までです。この三鷹駅は昭和5年(1930年)6月25日に開業、それに先立つこと1年前の昭和4年9月1日に三鷹電車区は開業したそうです。(開設時の三鷹駅の写真
 今年(平成17年)は三鷹駅の開業からちょうど75周年記念にあたるということで、6月25日(土曜日)に三鷹電車区が一般公開されました。JR東日本八王寺支社のホームページによると今回の目玉は下記のとおりでした。
  【主な内容】
  • 通勤電車等のメンテナンスを行う車庫内の見学
  • 次世代通勤電車「ACトレイン(Advanced Commuter Train)」の車内見学
  • 青梅線を走る展望型電車「四季彩」がリニューアルデビュー
  • 地元三鷹市の小学生による絵画展
  • ボンネットタイプの特急電車と現在の特急電車を並べて展示
  • 三鷹駅・電車区の75年にわたる歴史パネル展
  • 鉄道グッズ等の販売
 三鷹電車区を一般公開するのは今回が初めてだったのではないでしょうか。にもかかわらず、公開時間はわずか、12時から15時までのわずか3時間でした。どんなことになっているだろうとお昼過ぎに見に行ってみると、三鷹駅のコンコースに至るまで物凄い行列が出来ています。この行列は三鷹駅の南口に出てエスカレーターをおりて線路沿いをずっと西へ向かい、歩行用の地下道を北口に抜け、また線路沿いを西へ向かい、跨線橋を渡ってまた線路の南側に渡り、跨線橋を降りた付近から三鷹電車区に入るというルートになっていました。たくさんの人が並んでいます。今日は東京近郊はとても暑かったので、並んでいる人は本当に辛そうでした。(行列を見た瞬間に小さな子どもを連れていた私は見に行くのを断念しました)
 跨線橋の上は三鷹駅側は人が並んでいるのですが、武蔵境側は普通に通ることができるようです。跨線橋の上に上ってみると、たくさんの人が並んでいるためか、跨線橋自体がグラグラと揺れていました。この跨線橋は太宰治も好んで訪れていたという由緒正しい建築物です。(マントを着た太宰治をこの跨線橋の上で撮影した写真が残されています)

以前撮影した跨線橋の写真

 本当にあんなにたくさんの人が乗って大丈夫だったのか否かは判りませんが、とりあえず事故は無かったようですので、良かったです。
 三鷹電車区に入った人はそのまま電車区内に留めてある総武線の車両に誘導されて、その車両の中をずっと武蔵境方向へ歩いていくようになっていたようです。電車の中では休んでいるお客さんもいっぱいいらっしゃったようです。

 ちなみに同じ日に、高尾駅まで臨時の電車も走りました。昔、中央線で走っていた103系という車両を武蔵野線から借りてきて走らせたようです。これに合わせて、往復乗車券も販売されました。記念品ももらえるということだったのですが、これを紹介しているブログがありましたので、ご紹介しておきます。(記念乗車券記念品臨時電車の写真イベント前日の様子当日の詳しい模様
 明日は木更津まで潮干狩りに行く、臨時の列車が記念に運転されます。この運行に使用する車両の情報も、こちらのページで紹介されていました。
 14時前に三鷹駅の北口を通りかかると、女性の駅員の声で、これから並んでも三鷹電車区の中を見学することはできないということをアナウンスしていました。15時まで公開という形であれだけたくさんのポスターで中央線各駅で宣伝をしていたので、三鷹電車区目当てで来た人の中で見ることが出来なかった人も多かったのではないでしょうか。
 一般公開を実施している日も、車庫としての機能は果たしているようで、電車が入庫したり出発したりしていたようでした。見学時間が12時から15時までと非常に短かったのは、午前中と夕方以降は車庫としての機能がフル活動して、見学者の安全を確保しきれないと判断したためなのかもしれません。安全と近郊住民サービスを両立させることは非常にたいへんなことだと思いますが、ぜひ再度、公開してほしいと思います。

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