1.3 10年住んでみてからの不満

 そんなこんなで住み始めたのですが、最初に紹介したとおり、子供が次々に産まれて4人にもなってしまい、長男が小学校6年にもなって大きくなってくると、たちまち、3DKなどという間取りでは手狭になってきました。また、私が会社の中の異動で職場が東京都の東側に近い場所になってしまいました。行きと帰りにそれぞれ二時間近い時間がかかってしまいます。幸い、終電の時間が遅くまであって、バスを使う必要も無いので、あまり終電を気にしながら仕事をするという心配は無かったのですが、30歳も後半に差し掛かるとさすがにこの通勤時間は疲れるようになってきました。


 また、収納が少なかったため、6人の荷物が色々なところに散乱し始め、そろそろ収拾がつかなくなってきています。今の家は、もうこれ以上は限界というところまできているような気がします。近くに飯田産業が100平米程度の土地付き一戸建て住宅の分譲を3000万円強の値段ではじめて、「いいねぇ〜」などという話しを妻とはしていました。この飯田産業の家も最初はなかなか売れずに、1ヶ月に1回ずつくらい、少しずつ値下げされていって、3000万円を割ったときくらいに、全戸が完売したようです。その他にも、今住んでいる家のまわりは、信じられないほど、物件が安く、つい衝動買いしてしまいそうになるのですが、この辺に家を買っても、広い家に住む願いはかなうけれども、通勤時間を短くしたいという願いはかなわないんだと自分に言い聞かせて、欲しいと思う気持ちを抑えていました。

 特に、毎週土日になると、一戸建ての新築物件のチラシがいっぱい入ってきます。本当に安い物件がたくさんあります。10年前に家を探していたときには信じられない値段です。10年前に中古マンションしか買えなかった値段で、新築の一戸建て物件が買えるような感じです。都心へ家族がまた帰って行って、今の家のまわりの物件は段々と人気が無くなってきているのだと思います。

 本当は小学生の子供3人には勉強机くらいは買ってやりたいのですが、置くところすらないので、ちゃぶ台が勉強机という感じです。リビング以外の部屋の用途は以下のようになっていました。

部屋 用途
6畳和室 寝室。布団をひき家族5人が州の字で寝る。
4畳半洋室 子供部屋。ロフトベットを1つ導入。子供のうち一人がここで寝る。
6畳弱洋室 子供のTVゲーム部屋と私の書斎の兼用。

1.4 家族の説得

 私は、今住んでいる場所にあまり未練は無かったのですが、妻は子供が保育園のときから付き合っている奥様方と離ればなれになるのは嫌だとかなり激しい抵抗にあいました。また子供にとっても通い慣れた学校を転校するのはかなりの不安がつきまといます。家族の説得には1年くらい期間が必要でした。実はこれが一番たいへんだったかもしれません。

 今から半年くらい前には、家族もそれなりに引っ越しに肯定的になってきて、何とか、半年後の夏には引っ越しをしようというというところまで約束を取り付けました。家族もなんだかんだ言って、すでに部屋は狭くなってきてしまっていたので、子供も含めてもう限界だと思ってきたのだと思います。

 家族も「引っ越そう」と決めてからは、物件選びに本腰になってきました。

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1.5 今の家のローンについて


 この10年間、数百万円のお金が貯まるたびに、財形住宅金融から借りてきたローンを繰り上げ返済してきました。繰り上げ返済をすると、だんだんローンの期間が短くなっていくので、気分が良いです。とうとう、今年の3月には全部のローンを完済しました。マンションの登記簿に付いていた財形住宅金融の抵当権も取れて、きれいな登記簿になりました。これで、次のマイホームを買うのに一歩近づいた感じがします。


1.6 貯蓄について


 マンションを買った直後から、住宅財形については再開するとともに、住宅金融公庫の「つみたてくん」を始めていました。特に「つみたてくん」については非常に利率が良かったです。5年間、ボーナスのたびに積み立てを行い、さらに次の5年間は積み立ての据え置き期間があって、今年の3月に償還されていました。償還されてしまうと、優良住宅の当選倍率のアップといった優遇制度は受けられなくなるのですが、今はこのような制度に頼らなくても、良い物件がたくさんあるので、特に困ることはありません。小泉改革の影響で、住宅金融公庫についてはそのあり方について見直しが行われようとしていますが、この「つみたてくん」ははじめても良いのではないかと思います。