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ルータ付きIP電話アダプタ Web Caster V100

導入の経緯

 いままでは、フレッツADSLモア(12Mbpsタイプ)を使っていたのですが、引っ越し先で思うように速度が出なかったために、Bフレッツ(ニューファミリータイプ)を導入しました。今まではIP電話(@niftyフォン)を使うために、MNVというADSLモデム(IP電話アダプタおよびルータ機能付き)という商品をNTT東日本からレンタルして使ってきたのですが、BフレッツにするとADSLモデムなどというものは無用の長物になってしまい、このMNVという機械自体が使えなくなってしまいます。この機械は1台で必要な機能がワンセットで揃っている上、それまで使っていたMN2というADSLモデムよりも速い速度が出ていたので、手放さなければいけないのは非常に残念です。
 一方、Bフレッツを使って、かつIP電話を使い、かつNTT東日本からレンタルをしてもらえる商品となると、かなり選択肢はしぼんできて、IP電話アダプタとWebcasetr V100というルータ機能付きIP電話アダプタの二種類が対象となります。両方ともレンタル料金が月額380円であったため、機能が多い後者のWebCasterV100を借用することにしました。
Web Caster V100
Web Caster V100
 ブロードバンドに係わるネットワーク関連製品は非常に進化が激しいので、すぐに持っている装置が見劣りするようになってしまいます。たとえば、ADSLモデムを一つとっても、その速度は半年程度おきにUPが繰り返されて、新しいサービスにすると古いモデムがすぐに使えなくなってしまったことが記憶に新しいと思います。従って、NTTからレンタルできる商品についてはレンタルさせてもらったほうが、出費が少なくて済むと思います。

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装置の仕様

 この装置の仕様は以下の通りです。 
 主な機能<本体>
商品名:Web Caster V100
機能名称等 機能概要




PPPoE機能
PPPoE機能を内蔵しているため、LAN接続されるPCにPPPoEソフトが必要ありません。
IPマスカレード
複数のプライベートIPアドレスを1つのグローバルIPアドレスに変換し、インターネット接続を可能にします。
ポートマッピング
特定のポート番号と特定のプライベートIPアドレスを対応させて変換するようにあらかじめ設定できる機能。
DHCPサーバ機能
LAN接続されたPCにプライベートIPアドレスを自動的に割り当てることができます。
パケットフィルタ機能
あらかじめ登録した条件にしたがってパケットの送受信を制御することができます。
UPnP対応
UPnP対応アプリケーションをご利用いただくことができます。(現状においてはWindows Messengerにて確認)
複数固定IPアドレスサービス対応
プロバイダの提供する複数固定IPアドレスサービス(unnumbered)対応。
アクセスログ機能
通信ログを記録することができます。
スイッチングHUB機能
スイッチングHUB機能により、ポート間のデータ伝送を高速で処理します。
簡易設定
インターネット接続や各種設定がWebブラウザを利用して容易に行うことができます。
IP電話
IP電話を利用できます。
 主な仕様<本体>
商品名:Web Caster V100
LAN
インタフェース
ポート数
100BASE-TX/10BASE-Tポート×4
規格 IEEE802.3u/IEEE802.3
全二重/半二重
自動認識
物理インタフェース
RJ-45
WANインタフェース ポート数
WANポート×1
規格
IEEE802.3u/IEEE802.3
物理インタフェース
RJ-45
電話回線ポート RJ-11×1
電話機ポート RJ-11×1
ルータ機能 PPPoE
DHCPサーバ
パケットフィルタ
IPマスカレード
Webブラウザ設定
表示部
LED
外形寸法(突起部除く)(mm)
約72(W)×192(D)×177(H)
質量(kg)
約0.55(電源アダプタ含まず)
消費電力(W)
最大約12
動作温度
0℃〜40℃
動作湿度 20〜85%(結露しないこと)

  

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装置のアップグレード

 この装置を使っていて最初に感じた不満事項は、2セッションを同時に使用できなかった点です。2セッションが同時に使用できないと、こちらのページで紹介したような、通常のプロバイダ(@nifty等)とフレッツスクエアを同時に接続することができずに、毎回、装置の設定ページを開けて、つなぎたいほうのプロバイダを選択して設定し、装置を再起動するというとんでもない手順が必要で、再起動するときには自宅サーバの公開も途切れてしまい、とても使い物になりません。従って、フレッツスクエアにはもうつなげないなと諦めていたところでした。
 ところが、2003年8月29日付でファームウエアがアップデートされて、この悩みをかかえる必要が無くなりました。ファームウエアのアップデートにより、かつてのMNVと同じように2セッションを同時に使えるようになったのです。下記のページにファームウエアのアップデートファイルとアップデート手順が公開されています。

http://www.ntt-west.co.jp/kiki/download/flets/v100/index.html

 今回のファームウエアのアップデートの概要は以下の通りです。
  • ファームウェア Ver2.0.13
  • PPPoE マルチセッション接続機能を追加しました。
    同時に2 つのPPPoE セッションを確立できるようになりました。設定例はWebCasterV100 の商品ページに掲載してありますので、そちらをご覧ください。
  • UPnP 機能を強化しました。
    WindowsMessenger のファイル転送機能が利用できるようになりました。
  • PPPoE 接続の手動接続ボタン/切断ボタンを設けました。
  • 初期化機能を改善しました。
    初期化で障害ログと通信ログが消去されない点を改善しました。
  • 特定のサーバとの通信ができない場合がある現象に対処しました。
    FTP サーバ等にアップロードできないなどが改善されました。
  • 自動アップデート機能を追加しました。
    ファームウェアの更新の有無を定期的に確認する機能です。サービスの提供については別途ホームページにてお知らせいたします。

装置の設定

 以下、順を追って装置の設定を見ていきたいと思います。なお、画面については上記のファームウエアアップグレード後の画面となっています。
(1) メニュー左フレーム
(1) 最初にブラウザ画面から192.168.1.1を指定すると認証が出てくるので、そこにマニュアルに書かれているIDとパスワードを入れると設定画面に入ることができます。


(2) 左側の画面がWebcatserV100の左フレームの中身です。ここで最初にメニューを選ぶと右側のフレームの中にそれに準じた画面が出るような仕組みになっています。


(3) 一番上の「かんたん設定」を指定すると、最低限の接続に必要なセッティングまではすることができます。
Googleで検索
Google
  Web(ネット全体) www.painfo.net(本サイト)
(2) かんたん設定
 プロバイダから指定されたログインIDとログインパスワードを入力します。ログインIDはたとえば@niftyであれば、ABCXXXXX@nifty.comという形式で入力して、ルータがおこのプロバイダにつなげば良いかが判るような設定で入れるようにします。

 上記の設定がおわったところで、確認→送信→反映を行って、きちんとインターネットができるようになったか否かを確認しておくと良いでしょう。なお、パソコン側のTCP/IPの設定では、IPアドレスを自動的に取得し、DNSサーバアドレスも自動的に取得するようにしたほうが、あとあとのトラブルが少ないと思います。
(3) ネットワーク設定
 この画面は初期設定のまま特に内容を変更していません。

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(4)PPPOE設定

(5)DHCP設定

(6)NAPT設定
 自宅でwebサーバやメールサーバ、そしてftpサーバを公開しているときは、この設定画面で設定を行います。一番下のポート7743に関する設定は、Winnyでポート警告を出さないようにするための設定です。

(7)IPフィルタ設定
 現時点は、初期設定状態にしてあります。

(8)ルーティングテーブル設定

 フレッツADSLのURLを入れられたときは、セッション2経由で接続するという設定を下記の画面で行います。

(9)RIP設定
 デフォルトの設定にしてあります。

(10)サービス設定
 NTTが提供する各種サービスに関する設定を行う画面です。また、IP電話を使うか否かの設定もこの画面にあります。

(11)セキュリティ
 セキュリティに関しては、デフォルトの状態のままにしています。

(12)パスワード設定
 装置に入るときのパスワードはこの画面で変更できます。

(13)IP電話設定情報
 IP電話に関する各種設定はこの画面から行います。

(14)PING送信
 装置からPINGを発行してその受信結果を表示させることが出来ます。

(15)ローカルプログラム更新
 ファームウエアのアップデートはこの画面を使って行います。

 以上で設定および各種メニューの確認は終わりです。

装置の速度

 この装置の最大の弱点は、スループットが最大30Mbpsでおさえられてしまうため、Bフレッツの実力が生かし切れない点です。しかし、今のところ、30Mbps以上の能力を必要とするようなコンテンツは実在していませんので、これで良しと思っています。

その後

 このブロードバンドルータを使って会社のイントラネットにアクセスしようとしたのですが、接続手順のなかでVPN接続を確立しようとしているところで、相手側サーバからの応答が無いというエラーで異常終了してしまい、リンクを確立できません。実はこのブロードバンドルータは、今どきとしては珍しく、VPN接続に対応していないようなのです。もちろん、8月29日に公開された新しいファームウエアでやった結果ですので、現時点で対応は不可能と思われます。
(2004.10.8追記)
→アンケートフォームからVPNでも使用できるという投稿を戴きました。詳しくは本ページの下の方にある「フィードバックで戴いたお言葉」の一覧表をご覧下さい。
 会社のイントラネットへの接続は、ほぼ毎日、自宅からも実施していますので、致命傷といっても過言ではありません。やろうと思えば、ノートパソコンにP−INコンパクトをさしているので、これ経由でプロバイダにアクセスして、会社との間にVPN接続を確率すれば良いのですが、せっかく家にブロードバンド接続環境があるのに、別にお金を払ってダイアルアップするのも、もったいなことこのうえありません。
 仕方がないので、このルータ機能付きIP電話アダプタについてはNTT東日本に返却して、新たに、別のブロードバンドルータを購入することにしました。また、IP電話をするために、別にIP電話アダプタをNTT東日本からレンタルすることにしました。こちらの月額使用料はルータ付きと同じく380円となっています。ルータ機能が無いのに同じ月額使用料は払わなければいけないのは、なんだかもったいない感じもしますが、決められていることなので、仕方がありません。
 最近はLinksys社等から、スループットが100Mbps近い製品が安価に発売されています。このLinksys社の製品はVPNにも対応していそうだし、実売で5900円程度のようだし、性能も良いので、これを購入することにしました。
 この製品(Linksys BEFSR41C-JP)の使用レポートも新しく整理しアップロードしましたので、こちらのページをご覧ください。
BEFSR41C-JP V2 ブロードバンドルータ
BEFSR41C-JP V2 ブロードバンドルータ
税込み5000円以下にも係わらず送料無料です。

ファームウエアに関する情報

 ファームウエアが順次更新されています。こちらのページからダウンロードすることができます。機能追加内容は以下の通りです。
ファームウェア Ver2.1.2 (2004.1.20)
ファームウェア Ver2.0.1014
 このファームウエアで、固定電話からIP電話に電話をかけることができるようになったことへの本格的な対応が行われるようです。NTT東日本のホームページによると、このファームウエアで変更された内容は以下の通りです。
「固定電話発050番号着信(Phone to IP)」の開始にあわせて機能の追加を行いました。

発信者IP電話番号通知設定を設けました
本装置のWeb設定で、発信者のIP電話番号を通常通知、または通常非通知にすることが可能となります。
【新ファームウェアにバージョンアップ後の動作】
発信者番号
通知設定
ダイヤル操作
相手先電話番号
(通常の操作)
184
+
相手先電話番号
186
+
相手先電話番号
「通常通知」に設定 IP電話電話番号を通知 通知しない IP電話番号を通知
「通常非通知」に設定 通知しない 通知しない IP電話番号を通知

186を付けた発信はIP電話サービスからの発信となります
現状では、「186+相手先電話番号」のダイヤルは、加入電話からの発信(加入電話番号を通知)となっております。IP電話サービスから加入電話などへの通話時に発信者番号が非通知から通知可能となるのに対応して、「186+相手先電話番号」のダイヤルは、IP電話サービスからの発信(IP電話番号を通知)する仕様に変更します。
 
本装置に加入電話回線が接続されていない時に、加入電話発信した場合、「ピピッピピッピピッピピッ」という音を電話機側に送出し、お客様が未接続に気づけるよう機能改善しました。
  
ファームウェア Ver2.0.1030
 WAN側からの不正なパケットを受信したときにDNSリレー機能が不安定になる事象について改善しました。

フィードバックで戴いたお言葉

 各ページにはアンケートフォームを準備していたのですが、このページだけはなぜかアンケートフォームを付け忘れていました。しかし、別のページから経由してフィードバックを戴いたので、こちらで紹介します。(今日からこのページにもアンケートフォームを付けました)
[参考]
参考になった
[感想]
今時ですが7743の設定が解らず苦労していました(汗)
ところで、v100使用中ですが、VPN使えてます。
当方XP-homeですが、Windows側の設定で「IPSEC Services」機能を無効にして「ドライバの署名」の無視、「Internet Connection Firewall (ICF) / Internet Connection Sharing(ICS)」機能を無効にしてからVPN Clientのインストールを行い、認証を取り付けたあと設定を元に戻して使っています。
コレってセキュリティ上問題あるのかなぁ〜
[参考]
参考になった
[感想]
V100の詳細説明書よりも分かり易かったです。FTPサーバーを立てる際のもうちょっと詳しい設定方法を教えて頂きたいです。
[参考]
参考になった
[感想]
知りたいことがよく書かれている。
VPNを使いたかったけど私もあきらめるしかないかもしれません。
[参考]
参考になった
[感想]
私もV100をレンタルで利用中ですが、回線速度の不満とDDNSの機能を利用したいという考えがあり、ルータ購入を検討しておりましたところ、安価なリンクスジャパンのBEFSR41C-JPという機器を知ることができ、大変参考になりました。あとは、IP電話も利用してますので、VOIPアダプタをレンタルするか、または、これに変わる機器が安価でないか検討してます。ありがとうございました。
[参考]
参考になった
[感想]
1年近くこのv100を使っています。
自宅と会社とでファイルのやりとりをするのにポートの設定が分からず、今まで簡易DMZで自宅のパソのアドレスを指定して使っていました。セキュリティー上良くないのは分かっていましたが、なにぶん設定に関する知識が無くて。。。このたびこちらのサイトをネット上で知りやっとポート解放に成功しました。図解入りで細かく解説して頂いたおかげです、ありがとうございました。


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