フレッツスクエアは通常のインターネットプロバイダとは直接つながっていない専用のネットワーク上で構築されています。したがって、NTTのフレッツシリーズを使用しているユーザからしか使用できないサービスが提供されています。特に通常のインターネット上の負荷の変動の影響を受けないのでマルチメディアコンテンツを視聴するときも比較的安定して視聴できることが一つの売りになっています。しかし、独立したネットワークであるが故の問題がありました。通常のプロバイダを使ったインターネット接続とフレッツADSLへの接続が排他的になっていたため、いちいち接続先情報を書き換えて、回線を切断、新しい接続先へ再接続ということを繰り返さなければいけなかったのです。また、フレッツスクエアに接続しているときには、せっかくの自宅サーバにも外部からは接続できない状況になってしまいます。
このような一連の問題を解決するために、NTTからマルチセッションというサービスの発表がありました。物理的には一本のフレッツ契約で、論理的に複数のプロバイダへ同時に接続できるサービスです。たとえば、私の場合は@niftyへ接続しつつ、フレッツスクエアにも同時に接続できるようになります。

最初はフレッツ接続ツールに仕組みが実装されていました。このフレッツ接続ツールというのはADSLモデムとパソコンを直結して使う人のためにNTTが無償で配布しているツールで、これを使うとPPPOE接続機能が付いていないOSでもフレッツADSLに接続ができるようになります。ルータを使っている人は、ルータがPPPOE接続をするのでパソコン
からはフレッツ接続ツールをアンインストールすることになります。従って、ルータを使っている人はマルチセッションの恩恵になかなかあずかれないという状況でした。(一部のルータについてはその後のファームウエアアップデートでマルチセッションに対応したモデルもあります)
当初はこのような経緯でルータを使っている人にはマルチセッションを使用することができませんでしたが最近は徐々に マルチセッションに対応したルーターも発売されてきました。たとえば以下の商品がマルチセッションに対応しているようです。(詳しくは商品説明のなかでお確かめください)
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powerd by 楽-yah
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私もIP電話接続用にMNV(ルータ機能、IP電話接続機能付きADSLモデム)を新しくNTT東日本からレンタルし始めましたが、この機種にはマルチセッション対応の機能が組み込まれており、さっそくこの機能を使用してみることにしました。
マルチセッションの仕様
網側で許されている同時接続が可能なマルチセッション数は下表のような形になっています。(このほかにルータやモデムの機器による制約がある場合があります)

設定
以下、MNVにおけるマルチセッションの設定方法を整理します。また、LINKSYS社のBEFSR41Cでマルチセッションの設定をするときの方法はこちらのページにレポートを作成しました。
| >BEFSR41C-JP V3 ブロードバンドルータ | |
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接続先設定
通常使用しているプロバイダの設定のほかに、下記のようにフレッツスクエア用の設定を追加します。設定に必要な情報はNTT東日本のこちらのホームページで公開されています。

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接続先の選択設定
接続可は通常のプロバイダとフレッツスクエアの両方共をチェックしておきます。優先接続は日ごろ使っているプロバイダのほうにチェックをつけます。UPnPは優先接続のほうが指定されているようにしてください。

静的ルーティング設定
フレッツスクエアのドメイン(www.flets)をブラウザから指定されたときに自動的にフレッツスクエアの接続先に接続するという設定を下記のように行います。

上記の設定では「www.flets」と指定していますが、「.flets」または「*.flets」と指定すれば、xxx.fletsというアドレスの他のページにもアクセスできるようになります。実際にSkyperfecBBは「http://www.skyperfectbb.flets/」というアドレスになっていて、単に上記のように「www.flets」と指定するとアクセスできなくなってしまいますので、「.flets」と指定することをおすすめします。
このページの一番下にあるアンケートフォームからも以下の情報をいただいています。
フレッツとプロバイダーの自動接続の場合、宛先ドメイン名は、"www.flets" ではなく、"*.flets" 又は ".flets"の方がいいですよ。DesnyBBもOKです。
設定をおこなったあとに、うまくフレッツスクエアにつながらない場合は、コマンドプロンプトで、「ipconfig /renew」をうつとうまくつながるようになりました。
パソコンの設定
上記の設定までして、うまく繋がらない場合には、フレッツスクエアを見ようとしているパソコンのDNSサーバに関するアドレス設定を確認してみてください。XPの場合は、スタート→接続→全ての接続の表示→該当の接続アイコンで右クリック→プロパティ→インターネットプロトコル(TCP/IP)で確認できます。「次のDNSサーバのアドレスを使う」に直接、プロバイダのDNSサーバアドレスが設定されていないでしょうか。フレッツスクエアでは別のDNSサーバにアクセスしなければいけないのですが、ここに固定でプロバイダのDNSサーバ名を入れてしまうと、フレッツスクエアの中にある資源のIPアドレスへの変換がうまくできないようです。そこで、「DNSサーバのアドレスを自動的に取得する」に設定するか、もしくは、DNSサーバアドレスにルータのアドレスを設定する(下記の場合は、192.168.0.1)ようにしてみてください。

その他の機種に関して (2003.9.3追記)
上記はIP電話アダプタ・ルータ機能付きADSLモデムのMNVを使用した場合のフレッツスクエアへの接続方法を整理しました。しかし、Bフレッツを導入したことに伴って、MNVを使用することができなくなり、NTT東日本から新しいルータ機能付きIP電話アダプタをレンタルしました。この機種はデフォルトのファームウエアではマルチセッション非対応ですが、ファームウエアをアップデートすることによりマルチセッション対応にすることができます。こちらのページに同じくNTT東日本のWeb Caster V100を使用したときの設定方法に関して整理しました。
フレッツスクエアで提供されるコンテンツ (2005.8.4追記)
フレッツスクエアのメリットは、自分が加入しているプロバイダの負荷の状況には左右されずに様々なコンテンツが楽しめるという点があげられます。フレッツシリーズのサービスではNTTが提供する地域IP網と呼ばれるネットワークに加入者は収容され、その先で自分が加入するプロバイダとつながる形になりますが、フレッツスクエアの場合はこのプロバイダを通すことなく地域IP網から直接つながることになります。従って、サービスの提供がNTTの網の中に限定されており、ほかの影響を受けにくいと言う特徴があります。従って、回線速度の測定サービスをフレッツスクエアでは提供していますが、こちらで測定される回線速度は何度はかっても比較的、安定した結果を得ることができます。また、ブロードバンドコンテンツを楽しむ上でも途中で映像がとぎれるような障害も受けにくくてすみます。
NTTではフレッツシリーズの加入者数増をねらってフレッツスクエアでは様々なコンテンツが提供されています。特に音楽に関しては力を入れている分野の一つのようで、時期限定ですが、松任谷由実のサーフ&スノーLIVE(in逗子)などのコンテンツを提供することもあります。しかし、フレッツスクエアでこのようなコンテンツが提供されていても気が付かないままキャンペーン期間が終わってしまっていたりすることもあるのでちゅっと残念です。たぶん、フレッツスクエアで提供するキャンペーンなどの情報を知らせてくれるメールサービスなどもあるかと思うので探してみたいと思います。
| 次世代 | 映画 | アニメ | ゲーム |
| 音楽 | 芸能 | グラビア | スポーツ |
| 趣味 | キッズ・学習 | ニュース | 天気 |
| プレゼント | 韓国ドラマ | リラクゼーション | −− |
速度の不足を感じたら? (2005.10.8追記)
もしも、フレッツスクエアのサービスを利用する上で回線スピードの不足を感じるようであれば、上位のサービスへの移行を検討してみてはいかがでしょうか。ADSLでは不満を感じていても、光ファイバーを自宅まで敷設できるBフレッツを使用できれば不満が解消するかもしれません。回線を敷設するエリアで各種サービスが提供されているか否かを下記で確認できますのでご使用ください。
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アンケートフォームから戴いたコメント
下のアンケートフォームから戴いたコメントを掲載します。
| [感想] ネット接続中に自動的に「切り替えますか」と表示され不快です。どうしても必要なものなら仕方がありませんが、重要な双方向ネットの場合何度も邪魔になりました。この説明文も理解はできますが「自動の必要が個人の利益になる」のなら、歓迎しますが、設定を無視して「切り替え」を表示してきます。総合判断をお願いします。同じNEC・PCから買い換えたばかりなので不慣れか不便。 |
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| [参考] 参考になった |
[感想] マルチセッションにして、フレッツスクエアのトップページとかの接続は大丈夫なのに、速度測定やガンダム視聴とかWMP再生が全くダメでした。 一日いろいろ設定を変えたけどダメだった時に、最後の頼みで”フレッツスクエア”をサイト検索してこのページにヒット!! 宛先ドメイン名を"www.flets"から"*.flets"に変更したら、見事に解決しました。(思わず「ヤッタ!!」とバンザイしました) ホントに、ホントに有難うございました。 アンケートに「スゴク参考になった」とマークしたいほどです。。。 |
| [参考] 参考になった |
[感想] NECのAtermWR7600Hでは,静的ルーティング設定でADSLは無く,WANと入力したらOKでした。ありがとうございました。 |
| [参考] 参考になった |
[感想] webcaster610mで接続できず困っていたところです。大変参考になりました。 |
| [参考] 参考になった |
[感想] 今までは複数のセッション登録(プロバイダとフレッツ)を一々切り替えて接続していたのですが、NTT東日本のモアUに乗り換えたときにレンタルのモデムがNVとなり、マルチセッションできるようになった...はずでした。でも、フレッツHPの取説通りにやるとフレッツスクエアには繋がらず。困っていたときに、このHPにたどり着き、うまくいくことができました。私の環境の場合、有線・無線LAN混在でプリントサーバも3台繋いだ状態で、固定プライベートIPが必須、必然的にDNSサーバを指定しなければならないため、最後の「パソコン |
| [参考] 参考になった |
[感想] 大変参考になりました。 FLETS ADSL加入者なら当然マルチセッションで接続したいと考えるのに なぜ、NTTから送られてきた説明書やNTTのホームページに設定方法が載っていないのか不思議です。 |
| [参考] 参考になった |
[感想] 今日マルチセッション対応のルータを導入しまして、 この解説のおかげで無事にフレッツスクウェアと 通常のプロバイダに接続できました。 ありがとうございました。 |
| [感想] フレッツスクエアへの接続手順が複雑すぎる。ユーザーだけでももっと簡単に接続できるようにはならないのか。検討を期待している。 |
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| [参考] 参考になった |
[感想] フレッツとプロバイダーの自動接続の場合、宛先ドメイン名は、"www.flets" ではなく、"*.flets" 又は ".flets"の方がいいですよ。 DesnyBBもOKです。 |
| [参考] 参考になった |
[感想] この設定方法を探してました!! NECのサポートの人間でもこの辺の設定については 判らなかったから大助かりです |
| [参考] 参考になった |
[感想] NTTの説明書等ではフレッツスクエアへは絶対につながらない。 「DNSサーバのアドレスを自動的に取得する」で無線でのマルチセッション可能となりました。 |
| [参考] 参考になった |
[感想] DNSの見直しに気づかず、マルチセッションをネットで検索してここにたどり着きました。助かりましたありがとうございます |
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