今まで自宅サーバーを使ってこのサイトを公開していたのですが、ドメイン名を借用していたダイナミックDNSサービスのZiVEが5月から有料化するのを契機に、レンタルサーバーを借用することにしました。(さくらインターネットへの移転経緯はこちらに整理しています→レンタルサーバーへの移転)そして、これまで自宅サーバー用に使用していたデル社のDIMENSION2400の使い道がなくなるので、これまでは古いタイプのノートパソコンを使わせていた子どもにデル社のDimension 2400を与えることにしました。
このデルのDimension 2400
はデル社から購入した状態のまま何のハードウエアも追加せずにLinuxをインストールした状態で使っていましたので、子ども用のパソコンに転用するためにはOSから入れ替えなければいけません。もともと、Dimension 2400
はWINDOWS XPのプリインストールモデルだったので、当然、リカバリCDが付いているのだろうと思い探してみると、WINDOWS XPの再インストール用CDはあるものの、システム全体をリカバリするためのCDは付属していないようでした。そこで、WINDOWS XPのインストールから順にドライバを再インストールしてほぼ出荷時の状態まで戻しました。

ここまで来て、子ども部屋に移すのにあたって、自分たちの部屋に子どもたちがテレビが欲しいと言っているのを思い出しました。しかし、テレビを別に置くだけのスペースに余裕がありません。そこで、このDimension 2400にテレビキャプチャーボードを内蔵させて、必要なときにはパソコンでテレビを見られるように設定してあげることにしました。
テレビであれば、電源を入れればすぐに見ることができますが、ビデオキャプチャーボードだと、一旦パソコンの電源を入れて、ソフトウエアを立ち上げて、しばらく待ったらテレビが映るという順番になり、ちょっと鬱陶しい部分もありますが、テレビが無いよりはずっと良いでしょう。
すでにMTV1000やMTV2000を使用していますが、これらのビデオキャプチャーボードは第一線で活躍してもらっているので、新たにビデオキャプチャーボードを購入する必要が生じました。
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ビデオキャプチャーボードの選択
今回はビデオをキャプチャーすることが目的ではなく、テレビを見ることが目的になります。したがって、キャプチャーはソフトウエアエンコード方式でもハードウエアエンコード方式でもどちらでも良いこととなります。最近ではハードウエアエンコード方式のビデオキャプチャーカードもかなり値段は安くなってきていて1万円前後から購入できるようになってきてはいますが、それでもソフトウエアエンコード方式の方がさらに値段は安くなっています。
たとえば、玄人志向のSAA7130を使用したキャプチャーカードは音声がモノラルではありますが、3000円程度で手に入れることができます。
ビデオキャプチャーカードを販売している会社も以前に比べて色々な大手の会社が参入してきています。MTV1000やMTV2000が流行していたころには、安定したビデオキャプチャーボードはカノープスと相場が決まっていましたが、今では色々な選択肢が増えました。参入しているメーカーは、カノープス、NEC,AOPEN、ELSA、玄人志向、アイオーデータ、PIXELA、BUFFALOなどがあります。
しかし、今まで各社のビデオキャプチャー製品を使ってみて、カノープス社の製品は信頼が置けることが判っていたので、今回もカノープス社の製品を中心に探してみることにしました。
買い物
いつもであれば、楽天市場で購入するところなのですが、ビデオキャプチャー関係の製品は最新のスペックのものを求めない限り、中古製品が大量に出回っている分野の製品なので、新宿へ買い物に行くことにしました。新宿に行って最初に立ち寄ったのがSOFMAP新宿店です。ここは新品の商品と中古の商品が同じフロアーで取り扱われているので、商品を比較したりするのが便利だという利点があります。

SOFMAPはWEBサイトのソフマップ・ドットコムで中古製品を取り扱っています。こちらのサイトは実店舗と同様に「5」が付く日は中古の日と称して、さらに商品の値段を下げて販売したりしていて、興味のあるサイトですが、今回は事前に下調べした中では欲しい商品が無かったので、買い物に出かけることにしたしだいです。
SOFMAP新宿店では4階でパソコン周辺機器を取り扱っています。ビデオキャプチャー関係の新品を取り扱うコーナーではアウトレットと称して、IODATA社のハードウエアエンコード方式のビデオキャプチャーボードを1万円程度で売っていました。
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以前、アイオーデータのビデオキャプチャーカードで、相性の問題でちょっとはまった経験があったので、今回はこちらの商品は選ばずに、そのまま中古商品のコーナーに行きました。ここは棚一つ分が中古のビデオキャプチャー関連製品で占められています。かなり古い機種からあたらしめの機種まで、色々な商品が売られています。
この中で最初に目に入ったのが、ここで紹介するCANOPUSのMTV800HXです。この商品は、MTV1000やMTV2000の次の世代の製品にあたるもので、MTV1200HXと同時に発売されたと記憶しています。このMTV1200HXはMTV1000の後継製品にあたる商品でしたが、ゴーストリデューサーが新たに追加されていました。しかし、画質的に言うとMTV2000よりは下で、ちょうどカノープス社でMTV2000に相当する商品ラインナップが無かったときになります。

MTV800HXはMTV1200HXからハードウエアエンコードをするためのチップとゴーストリデューサーのチップが省略された製品で、CANOPUS社にしては珍しくソフトウエアエンコード方式のビデオキャプチャーボードとなっています。この製品が欠品なしで4980円の値札が付けられていました。CANOPUS社の製品としてはこのほかにMTV1000などもありましたが、すでにこの商品は持っていて新鮮味が無いことと、値段が倍近かったので、カノープスのソフトエンコードはどんなものかをこの目で確かめる目的でもMTV800HXを購入することにしました。
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MTV800HXの仕様
MTV800HXはハードウエア的には既に紹介したとおりにMTV1200HXからハードウエアエンコーダーやゴーストリデューサーを取り外した製品になり、キャプチャー時にはソフトウエアエンコードする形になります。したがって、キャプチャーをしているときにはかなりのCPU負荷が上がる形になります。ソフトウエアはMTV2000まで付属していたメディアクルーズとはまったく別に設計されたFETHERという製品が採用されています。このソフトは従来のメディアクルーズと比べてとても軽くて使いやすいソフトウエアに仕上がっています。
また、この商品はGME500という別売りのオプション品を追加購入するとMTV1200HXと同等機能になるという特徴もあります。このGME500はMTV800HXの上に親亀の上に小亀が乗るような形で2段重ねで積み上げえるような形になります。しかし、最初からハードウエアキャプチャーを目指すのであれば、MTV800HXとGME500を分けて買うと値段が高くなってしまうので、ハードウエアエンコード方式のビデオキャプチャー製品を購入してしまった方が良いと思います。

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付属品
本製品に付属しているものは下記の4点です。
- ボード本体
- S/コンポジット変換ケーブル
- マニュアル
- 内部接続オーディオケーブル
- CD
この中でCDについては2枚付属していました。ソフトウエアが色々付いてきているのかなと思ったところ、1枚はドライバーやFETHERなどが入っているCD、そしてもう1枚にはソフトウエアエンコードをするためのソフトウエアが入っているようでした。1枚に入れてしまおうと思えば1枚に入ってしまう容量だと思います。想像すると、1枚目のCDはMTV1200HXと同じCDで、2枚目のCDについてはこのMTV800HXだけに添付しているのでしょうか。
セッティング
PCIを一つ占有することになりますが、マザーボードによってはPCIスロットごとにIRQが決めうちになっているものがあります。IRQが決めうちになっている場合には、ほかの機器のIRQと重なってしまうことがあり、もし重なってしまうと、急にフリーズしたり、画面にノイズが走ったりといった症状が出る場合があります。ビデオキャプチャーカードはたくさんのデータをPCIスロットを介してやりとりするので、出来るだけ、IRQは占有させてしまった方が安定して動作させることができます。また、VIAやSISといったチップセットよりも、INTELのチップセットの方が安定して動作する場合もあるようです。
今回は、PCIスロットがIRQが決めうちになっているか否かの情報も無かったので、今までの経験上、一番安心して使えたAGPスロットに一番近いところにセットしてみました。そして、マザーボードのチップセットにサウンド機能が内蔵されているため、付属の内部接続オーディオケーブルを使って、MTV800HX本体とマザーボード上のライン入力端子を接続します。これで、ビデオキャプチャーボードから出力された音声信号がうまくサウンド機能に引き継がれることになります。
あとは、アンテナ線をMTV800HXに接続すればOKです。
パソコンを立ち上げてCDの1枚目からプログラムやドライバをインストールすれば、MTV800HXをきちんと認識してくれるはずです。これで、FETHERを立ち上げればテレビ放送が見られるようになるはずです。
トラブル
今回のセッティングでは、FETHERを立ち上げてテレビを見るところまではうまくいったのですが、ソフトウエアエンコードモードとライブモードを切り替えるときにフリーズしてしまいました。CANOPUSの公式サイトに行き、FETHERを最新版にアップデートしたところフリーズする現象については発生しなくなりました。
次に、録画した動画ファイルに音声が記録されていません。これは、コントロールパネルのサウンドとオーディオデバイスの設定で正しいサウンドカードを設定して、音量の設定のところで、MUTEになっている機器を見直すことで、問題を回避することが出来ました。
画質
今回はMTV800HXのアンテナ入力にはCATVから送られてきている信号を入力しています。したがってゴーストやノイズといったものは目立ちません。この環境ではテレビチューナーの品質になんら問題を感じることはありませんでした。単純にパソコンでテレビを見るという目的であれば、このビデオキャプチャーカードで十分であるということができます。
次にソフトウエアエンコードしたときの画質です。高画質で録画すると、CPU使用率が100%でピッタリと張り付いてしまいます。CELERONで2GHz以上あるCPUを使っていても、こんな調子になってしまうのですから、ソフトウエアエンコードはCPUの能力をたくさん使うという事実を思い知らされます。したがって、動きの早い場面などでは、ときどき画像が破綻してブロックノイズになってしまう場合があります。機能的にはタイムシフト再生なども可能になっていますが、高画質な設定ではCPUが100%使いきられてしまう関係上、あまり現実的ではありません。このような使い方を積極的にしたいのであれば、ハードウエアエンコード機能を持ったビデオキャプチャーカードを購入した方が良いと思います。
最近の製品
最近ではDVDレコーダーが一般家庭に深く浸透してきていることもあって、パソコンにビデオキャプチャーカードを付けるという使い方をするのはだんだんと流行らなくなったきたような感じはあります。しかし、カノープス社は現在でも積極的にキャプチャー関連製品を販売しています。特にパソコンを使わないとなかなかできない付加機能をソフトウエアに追加する方向を選んでいるように見えます。最近のお薦めの製品はMTVX2005です。
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