当初はメールサーバをWINDOWSを使って立ち上げていました。従って、WINDOWS編とLinux編の2つに分けて解説するようにします。WINDOWSとLINUXの個別の解説に移る前に、OSに依存しない共通した部分について整理しておきます。
1.OS共通編
メールアドレスの形式について
ダイナミックDNSサービスを使用しているときのメールアドレスの形式は以下のようになります。
XXXXXXXX@wweb.zive.net
最初のxxxxxxxxの部分は自分で自由に名前を付けられる部分になります。通常のメールサーバソフトでは、ここで作成したアカウントごとにパスワードを設定し、別々のユーザに割り当てて使ってもらうことができるようになります。@より後ろの部分については、私の場合です。私はziveというダイナミックdnsのサービスを使用し、ユーザIDがwwebとなっていますので上記のような設定になります。
MXレコードの設定について
メールサービスを使用するときには、ダイナミックDNSサービスを活用する際にMXレコードの設定という作業が必要になります。この設定の仕方については、ziveのサービスを例に「こちらのページ」に整理しましたのでご参照ください。
2.WINDOWS編
(1) Neonメールサーバ
WEBサーバーを立ち上げて、これが順調に動くようになったら、メールサーバーとFTPサーバーを立ち上げなくては気が済まなくなりました。まずは、WEBサービスを提供するために、ずっとパソコンを立ち上げっぱなしにしておくのであれば、メールサーバソフトもあわせてインストールして、自分の好きなようにメールアドレスを発行できるようにすれば非常に便利になります。そこで、WINDOWS OS上におけるメールサーバーの立ち上げレポートです。メールサーバソフトに限って言うと、意外とWINDOWS用のフリーソフトというのは少ないです。Linux用のメールサーバソフトは数多くあるのですが、意外な状況です。
WINDOWS上で使用するメールサーバーソフトはフリーソフトで、かつSPAMを防止できるソフトを探しました。このような条件に合うソフトウエアは、かなり候補は少なく、すんなりとNeonメールサーバーに決まりました。マニュアルによれば、
・システムはコンパクトで堅牢です。
・着信時動作するJava言語メールレットを作成使用することが可能です。
・スパムメール対策を内蔵しています。
・POP before SMTPに対応しています。
・APOP認証に対応しています。
・サーバー側で受信送信メールの管理が出来ます。
・リモートメンテナンス機能を持っています。
・Win NT、2000、XPではサービスプログラムとして動作します。
という形で機能がうたわれており、申し分ありません。さっそくインストール作業を行いました。

インストールとは言っても、解凍してできたNEONMAILというフォルダをPROGRAM FILESのフォルダーに移し、コマンドラインからサービスプログラムへ登録、そしてマニュアルに従って、NEON.INIの書き換えだけで設定できてしまいます。設定がGUIではなく、エディタで書き換えなければいけない点がちょっと操作しにくいですが、本当に初期設定だけの問題なので、一回設定してしまえば終わりです。
むしろ、MXレコードの設定の方がとまどってしまいました。
一方、ユーザアカウントの設定は、別のマシンからTELNETで設定することができます。私の場合は、サーバマシンにはほとんどふれずに、リモートでメインマシンから作業を行っているため、非常に便利にこの機能を使っています。
(2) Argosoftメールサーバ (2002.12.15)
その後、メールサーバはArgosoft社のメールサーバが一般的に使われていることを知り載せ替えました。シェアウエア版とフリー版があるのですが、まずはフリー版でトライです。Neonメールサーバは設定をするためにテキストファイルの書換を行う必要があったのですが、こちらのソフトはGUIですべてを設定することが出来るのでより便利です。
設定方法はこちらのホームページに詳しく載っていますのでご確認ください。
3.LINUX編
Windowsのメールサーバソフトを使用する際には、あまりメールの配送の仕組みなどを理解していなくても、感覚で設定ができてしまいますが、Linuxのメールソフトを導入するためには、WINDOWSのと違って若干のメールサーバが動く仕組みを理解しないといけません。一般的にはメールサーバとはメールを配送するために必要なSMTPサーバとメールを読み出すために必要なPOP3サーバ(またはIMAP4サーバ)の組み合わせのことを言います。
(1) メールの配送の仕組み (2003.2.8追記)
メーラからメールを送信すると、いくつかのメールサーバを経由して最終的な目的地であるサーバに届きます。このメール配信のプロトコルはSMTP(Simple Mail Transfer Protocol)と呼ばれます。このSMTPサーバソフトには、SENDMAIL、POSTFIX、QMAIL等のソフトウエアが公開されています。実は私にとって、LINUXを使った自宅サーバを立ち上げる上での一番苦労した部分は、このメールサーバをうまく動かすことでした。WINDOWSでは、単にインストールしてメニューで設定をしていけば簡単にメールサーバを動かすことができたのですが、LINUXではテキストベースで設定ファイルを作らなければいけなかったり、配送の仕組みに依存した設定をしなかったりしなければいけなかったり、実感がわかない部分がいくつかあったことが、苦労した要因であったような気がします。むやみに設定をしていくと、どんどん深みにはまっていくということにもなりかねないので、何か自分に合った本を片手に設定を進めていっても良いでしょう。(私も何冊か読みました)
![]() |
qmailで作るメールサーバ徹底攻略DJB tools 著者:与儀丈二 出版社:ソフトバンクパブリッシング 本体価格:2,800円 |
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(2) メールの読み出し (2003.2.8追記)
いろいろなSMTPサーバから自分宛に送られてきたメールはメールサーバに蓄積されていきますが、このままでは、クライアントパソコンのメールソフトから読み出すことはできません。メールを取り出すためのプロトコルには、POP3(Post Office Protocol 3)とIMAP4(Internet Message Access Protocol 4)という2種類のプロトコルがあります。通常はPOP3が使われますが、IMAP4はこれに加えて、サーバ側にメールデータを蓄積したままの状態で、メールの閲覧・検索・仕訳などができるため、このような作業が必要な場合には便利なプロトコルです。
(3) Linuxへの載せ替え (2002.12.16)
OSをLinuxに載せ替えたことにより、Argosoftのメールサーバによる運用も終わりました。Linuxサーバへの載せ替えに関するレポートは、こちらのページをご覧ください。LINUXマシンが非力なマシンであるがために、すべてキャラクタインタフェースで設定を行っているので、WINDOWS系OSに較べると非常に設定は難しいですが、やはりサーバ用途として使うためにはLinuxが最善との認識を新たにしました。このときはいろいろ試行錯誤した結果、SMTPサーバにはPOSTFIX、POP3サーバにはQPOPPERというソフトを使用しました。
(4) Redhatのバージョンアップ (2003.2.8追記)
RedhatLinuxを当初は7.3を使用していましたが、サーバマシンの更改を機にRedhatLinux8.0にバージョンアップをしました。この際に、導入に使った参考図書に紹介されていたソフトに更改しました。SMTPサーバは「SENDMAIL」、POP3・IMAP4サーバには「UW IMAP]というソフトです。これらのソフトウエアを導入する手順は以下のような形になります。
- SMTPサーバソフト(SEDMAIL)をインストール
- サーバ内に閉じたメールの配信を確認
- サーバ外からのメールの着信を許可
- POP3・IMAP4サーバ(UW IMAP)のインストール
- メールアドレスの作成
- メーラによるメール送受信のチェック
- 他のサーバへメールを送信することを許可
3.メールサーバの立ち上げが終わったら (2003.2.8追記)
(1) 不正中継チェック
メールサーバを立ち上げたときに、一番気を付けなければいけないことは、自分のメールサーバが他人に対する迷惑メール、SPAMメールの踏み台にされることがあることです。もしも踏み台にされてしまうと、色々な方々に迷惑をかけてしまう一方、自分自身も加害者に仲間入りしてしまうことになります。場合によっては、世界の人々からメールが送られてきて注意されるかもしれません。これを防ぐためには、様々な面で自分のサーバソフトに関するセキュリティに気を配らねばいけません。まずは、下記のアドレスで、自分のメールサーバが踏み台にされることが無いことを確認してください。
メールサーバの不正中継チェック
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レンタルサーバーの活用 (2005.6.19追記)
本コンテンツを作成し始めいたときはまだレンタルサーバーの価格が高く、たとえばメールアカウントの発行数無制限、メールボックスの容量が100MB以上などという条件でレンタルサーバーを探すと、とても自分の予算に合うようなところは無い状況でした。
ところが最近はかなり状況が変わってきています。たとえば私が加入したさくらインターネットを例に見てみましょう。ここはジュース1本分でレンタルサーバ?
と言っている事からも判るように非常にレンタル料金が安い会社です。300MBのディスク領域を借用しても月額換算125円程度の出費で済みます。にもかかわらず、メールアドレス数無制限、ウェブとメールは容量共用(上限が300MBならば各々を合わせて300MBまで使える)、ウェブメール対応、またメールのウイルスチェックまでもが追加料金無しで対応することできます。
しかも、専用のデータセンターの中にサーバーは格納されていますので、家庭に自宅サーバーを設置するのとは違って、安定性が確保できます。つまり普通のプロバイダのメールに準じる安定性を確保できるということです。自宅でサーバーを24時間立ち上げっぱなしにしておけば、それだけ電気代もかかりますし、下手をすると火事の危険もありますが、レンタルサーバーであればまったく心配の必要がありません。
ここまで優れていれば、もはや、自宅サーバーにこだわる必要は無くなって来たのだと思います。ここで紹介しさくらインターネットについては、下記のバナーからどうぞ。
また、さくらインターネットに関する詳しいレポートはこちらに掲載してあります。
アンケートフォームから戴いたコメント
下のアンケートフォームから戴いたコメントを掲載します。
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[感想] まだ、5.6ページしか読んでいませんが、大変、参考になります。私もW2k環境でApacheを動作させようと頑張っています。その後、純粋にLinuxに切り替える予定。こんなサイトがあるとすごく助かります。特に、各サーバーの動作原理みたいな事が分かると、その設定が意味する事が理解できたりしますし。もう暫く、このサイトを参考にさせて頂きます。 |
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